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　年明けは、新たな目標を立てる絶好の機会です。今年は健康をテーマにした目標を設定してみてはいかがでしょうか。健康的な生活習慣は体調を整えるだけでなく、心の安定や仕事の効率向上にもつながります。 　健康目標を立てる際には、無理なく実現可能な範囲から始めることが大切です。たとえば、毎日少しの運動を取り入れる、食事内容を見直すといった小さな取り組みを続けるだけでも、大きな成果が期待できます。おせち料理やお雑煮など、お正月特有の食事は大変美味しいですが、塩分、糖分、脂質が満載です。加えてお酒もすすみます。楽しみながらも、食べ過ぎ、飲み過ぎに注意しましょう。野菜や果物を積極的に取り入れると、栄養バランスが整い、身体への負担を軽減できます。 　また、健康診断を受けるのもおすすめです。多くの方は体調を整えてから受診しますが、年末年始の食べすぎや飲みすぎが気になる時期こそ、自分の体の真の状態を知るチャンスです。この時期に得られる健康データは、見逃しがちな警告サインに気づくきっかけになります。 　さらに、年末年始は生活リズムが乱れやすい時期でもあります。質の良い睡眠を確保するためには、夜更かしを控え、リラックスできる時間を意識的に作りましょう。お風呂で体を温めたり、就寝前にスマートフォンを控えるだけでも、睡眠の質が向上します。 ストレス管理も欠かせません。瞑想や軽い運動、趣味の時間を取り入れることで、心の健康を保つことができます。 今回は目標をたてても守れず、最近は目標さえ立てなくなった自分への警告のようなコラムになりましたが、健康はすべての土台です。今年は健康にしぼって目標を立ててみるのも良いかと思います。 　◆西岡清訓（にしおか・きよのり）兵庫県尼崎市の「にしおか内科クリニック」院長。呼吸器、消化器疾患を中心に一般内科診療などを行っている。