DAY2、鬼門は2箇所。これをクリアすれば無事完走だ!【最新国産トレールバイクで伝統の日高エンデューロに挑戦! 宮崎大吾の日高参戦記 VOL.7】
DAY2、鬼門は2箇所。これをクリアすれば無事完走だ!
何度かの転倒や遅着ペナルティを受けたりしながらも無事DAY1を終えた私。実はDAY1の中で鬼門とも言える要注意箇所がいくつかありました。その筆頭が「鉄板の橋」です。橋といっても用水路を越えるだけのわずか1~2mくらいのものなのですが、これがいやらしい。用水路に落ちたら、復帰が相当難しいくらいの深さです。 【画像】日高エンデューロ参戦レポートをギャラリーで見る(14枚) まず、スタートからTC1までの長い距離のダートを集中して走り疲労が重なる中、終盤に用水路脇のライン1本分の土手を走らされます。左側は落ちたら厄介な谷、右は用水路。怖いし、見たら吸い込まれそうなので、ただ前だけを向いて先に進みます。そうすると、例の鉄板橋ポイントが現れます。90度右に曲がってその橋を渡るのですが、これが重量級のCRF250Lには難しい。 私のスキル不足なだけですが、なかなかフロントを橋に載せることができずアタフタ。一度反対側の谷側に降りてからの加速という手段もあり、そのようなことをしている痕跡、轍も見受けられましたが、重いCRFでスタックしたら一大事だなと思い、どうしたものか思案していたのです。すると後続のライダーが集まってしまい、プチ渋滞を引き起こしてしまいました。私を見かねて後ろのライダーがバイクを降りてフロントを引き上げていただき、ことなきを得ました。この場をお借りして感謝します。 この渋滞のせいで、よくお世話になっている田中弘行さんは「あれ、宮崎さんだったのか。おかげで1分のペナルティ受けたよ~(笑)」と。この場をお借りしてお詫びいたします! レース後ニュートン高橋店長に聞きに行ったら、まずはフロントを載せて(その場でサスペンションを縮めてフロントを浮かして移動)、念の為にバイクを降りて支えながら後輪を載せてクリアしたそうです(DAY2は高橋店長もフロントが上がらずヘルプでクリア)。この方法で果たしていけるかどうか。 もう一つはDAY1でも登頂できなかったXTのヒルクライム。ただしこちらはエスケープルートがあるので、不安はほぼありません。また他にもルート上に助走の勢いを殺してはいけない登坂スポットもあるので要注意です。実は最も懸念していたのが、昨年も発生していたという「ヤチ」。 いわゆる沼地でのスタックは、1人で抜け出すのは困難。一応一人でも、前後タイヤがズッポリ埋まった状態からでも脱出できる方法を鈴木健二さんに教わり取材しましたので、気になる方はダートスポーツ11月号をご覧ください。今年は天候に恵まれて川の水深も浅く、ヤチも存在しなかったので助かりました。
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