いま日本で最も有名な犬?「デコピン」2024年話題まとめ 名前発表で反響、関連商品が爆売れ…【2024年デコピンあれこれ】
「大谷選手と同じ犬がほしい」←「ちょっと待って!」初心者には難しい犬種「コイケル」の飼い主が警鐘
“デコピン人気”は加熱し、犬のブリーダーに「同じ犬種を飼いたい」との問い合わせが相次ぐような現象も見られました。 一般社団法人ジャパンケンネルクラブの犬種別犬籍登録頭数では155頭と、「コイケル」は日本ではかなり珍しい犬種です。そんな中コイケルを飼っているというXユーザーの投稿が話題になりました。 「うちのブリーダーさんとこにコイケル予約が殺到してるらしい。やっぱりそういう感じか…。昨日の今日で電話かけてくるような人は、犬とこれからの人生を大切に過ごしたいわけじゃないから、全員犬を飼う資格なしってことでいいと思うな」 自身の愛犬の出身犬舎に、大谷選手のニュースが報道された直後からマスコミの取材が殺到。さらにその翌日から、子犬の予約や問い合わせの電話が鳴り出したそうです。 犬舎も注意喚起のメッセージをインスタや公式サイトに掲載。「コイケルの魅力、犬種の特徴を理解した上でお迎えしたいという方にのみお譲りしたい」「大谷さんが飼っているからという理由でご希望される方にはお譲りできません」とのこと。現在日本国内にはコイケルを扱うブリーダー自体が極めて少なく、また、遺伝病の懸念がある犬種のため繁殖が難しいといいます。 ブームが行きすぎると、悪質なブリーダーや、自社にパピーミルを持つ大手ペットショップらが無理な繁殖を行い、遺伝病や奇形、問題行動のある犬が増えることが予想されます。かつて漫画やドラマの影響で一大ブームになったシベリアン・ハスキーが、ミーハー心で購入した人間によって大量に遺棄された『ハスキーの悲劇』のような事態も起きかねません。 とは言え大谷選手自身も、現状極端に頭数が減っているコイケルが増えること自体は歓迎しています。知識とリテラシーがある飼い主のもとで、デコピンのお友達が増えてほしいですね。
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