佐藤蓮がトップタイムで初日終了。一時は世にも珍しい“牧野ひとりワンツー”も|スーパーフォーミュラ公式/ルーキーテスト
12月11日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラの公式/ルーキーテストの初日が行なわれた。トップタイムをマークしたのは、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)だった。 【ギャラリー】新顔/復帰組も続々来日! スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト:搬入日 シーズンオフ恒例の鈴鹿テストは、来季のシートが内定している者、ライバルとシートを争う者、海外からの刺客など、様々なドライバーが入り乱れる。今回も3日間で30名を超えるドライバーがエントリーした。 初日は主に今季のレギュラードライバーが走るセッションとなり、総勢18名がステアリングを握った。冬の開催ということで気温は10℃強というところだったが、午前中は日差しがあったことからそれほど寒さを感じないコンディションだった。 午前のセッション1は野尻が早々に1分38秒台のタイムを出したが、開始40分頃に牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分37秒台をマークしトップに立った。牧野はこの日チームメイトの太田格之進がホンダの体制発表で都内にいたこともあり、太田の6号車にも乗り換えながら走行。最終的には5号車で1分36秒743のトップタイム、6号車で1分37秒191の6番手タイムをマークした。 2番手はトップタイムと僅差の1分36秒761を出した佐藤。3番手は福住仁嶺(Kids com Team KCMG)だった。 午後のセッションも序盤から速さを見せたのは牧野。6号車で1分37秒676、5号車で1分36秒696をマークし、世にも珍しい“ひとりワンツー”状態となった。 その後は2年ぶりの国内カテゴリーとなるサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)が1コーナーでコースオフしてウイングを壊す場面こそあったが、午前同様に赤旗も出ず淡々とセッションが進んだ。そして残り30分ごろから、アタックを行なうドライバーが増え、タイムシートに動きが出はじめた。 最終的な一番時計は佐藤。タイムは1分36秒337で、この日の最速タイムとなった。2番手は牧野、3番手は福住と、午前と同じ上位のラインアップとなった。 なおテスト2日目は初日同様に10時~12時、14時~16時のスケジュールで行なわれる。
戎井健一郎