角田裕毅「フロアにダメージを負った」オーストリアSQ1を悔恨…VCARB幹部は「損傷がなければもっと上に行けた」スプリントに向け修復を急ぐ|F1
2024年の第11戦オーストリアGPスプリント予選を終え、ビザ・キャッシュアップRB幹部がSQ2進出、14番手に終わった角田裕毅について言及している。 【動画】SQ1のラストアタックでは角田裕毅がターン9で縁石に乗り上げて痛恨のスピン…だがその前からフロアにダメージがあった? 金曜日前半のフリー走行では、VCARBは角田とダニエル・リカルド、それぞれに異なるセットアップを施し、このデータでは角田のセッティングが明らかに速かったこともあり、金曜日後半のスプリント予選まで、チームは急いでダニエル側のセットを角田に合わせるような形で作業を進めた。 そして迎えたスプリント予選では、リカルドは16番手でSQ1敗退。角田はSQ1最後のアタックにおいて、ターン9で縁石に乗り上げてスピンしてしまう。だがその前に出していたタイムが15番手相当となったため、SQ2進出を果たした。角田は続くSQ2で、セクター3区間の高速ターンで安定しなかったこともあり14番手という結果に終わった。 角田は金曜日のセッション終了後「今日は満足していない」とチーム公式メディアを通じて述べている。 「SQ1の2回目の走行では最後のセクターでスピンしてしまった。結果としてそれがSQ2の走行に悪影響を及ぼしたことは確かです」 「ターン7でプッシュしすぎて、限界を少し超えてしまった。ターン10でスピンアウトした時ではなく、その前にはすでにフロアにダメージを負っていたと思う。特にドライビングスタイルでのアジャストを考えると、SQ2に挑むうえでこれは良くなかった」 角田はフロアのダメージは痛恨だったと語りながらも「この結果は残念としか言いようがない。そしてこれは間違いなく自分の責任です。この結果をバネに前進したい」と続け、土曜日のスプリントレース&予選での巻き返しに意欲を示している。 スプリント予選終了後、RBのレーシングディレクターであるアラン・パーメイン氏はチーム公式メディアを通じて、こう語っている。 「今回は異なるセットアップだったり、ガレージ内ではさまざまな理由があって、我々VCARBにとってはとても厳しいスプリント予選となった」 「バルセロナではとても困難な週末になったこともあり、金曜の午前はいくつか実験を行った。実際に多くのことを学べたので、とても有意義なセッションだったと思う」
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