角田裕毅「フロアにダメージを負った」オーストリアSQ1を悔恨…VCARB幹部は「損傷がなければもっと上に行けた」スプリントに向け修復を急ぐ|F1
パーメイン氏「ユウキはフロアにダメージがなければ、もっと上位に行けた」
リカルドのマシンはFP終了後、実際にセットアップ変更の手が加わった。その話題については「ダニエルはスプリント予選を前に多くの変更を行ったんだ。それだけにマシンの性能を最大限に引き出すまでには、最初のラップから完璧にこなす必要があった。やはりワンアタックで結果を残すということは簡単なことではないね」と触れている。 「今回、オーストリアは長い週末になる。明日のスプリントでさらに学習し、夕方には予選でもう一度チャンスがある」 そしてパーメイン氏は、角田も口にしたフロアへのダメージが懸念だと率直に語っている。 「ユウキは残念ながらSQ1において、2度目のアタックでフロアを壊していたようだ。それがなければ、彼はもっと上位に進出できていたはずだと確信している。今夜はユウキのフロアを一晩で修理して、明日に向けてなんとしても良いマシンに仕上げたい」 スプリント予選では、角田は14番手、リカルドは16番手という結果に終わった。だが重鎮パーメイン氏は角田がフロアを損傷させていなかったら、もっと前のグリッドも狙えたと見ている模様だ。 スプリントレースでVCARBはどこまで巻き返すことができるのだろうか。現状は上位4強(レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデス)8人が安定して速いこともあり、スプリントでポイント(8位以内)を狙いにいくのは、かなり難易度が高い。 予選&決勝に向けてマシンのポテンシャルをより引き出すうえでも、土曜日の立ち回りは要注目となる。
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