車窃盗の最新手口…CANインベーダーに変わる“ゲームボーイ”とは?バイク窃盗も急増
狙われたのは人気SUV車。去年、2番目に盗難が多い車種です。4台の防犯カメラが犯行の一部始終を捉えていました。専門家は、新手口「スペアキーを作る“ゲームボーイ”」の可能性を指摘。さらに、急増するバイク窃盗。狙われたのは昭和の旧車。被害者が100万円の懸賞金をかけ執念の捜索。見えてきた犯人像とは? 【画像】「家族が誘拐されたと同じぐらい」 盗まれたバイクは1974年式、人気旧車バイク 300万円以上で販売も…
■就寝中に…「やられた」
午前2時すぎ、人気のない住宅街にフードをかぶった不審な2人組が現れます。さらに、周囲を見渡せる場所にもう1人。見張り役でしょうか?すると、突如画面が真っ暗に。一体、何が? 別の防犯カメラが捉えていたのは、不審者がカメラのレンズを何かで覆う様子。彼らは、自動車の窃盗グループです。 自動車盗難の被害者 「私は、すぐそこで寝ていたんですけど、まったく感じなくて…」 盗まれたのは、2年ほど前におよそ900万円で購入した人気SUV車(スポーツ用多目的車)。近年、盗難件数が多い車種です。 実は被害者は、防犯対策として複数の防犯カメラを設置。犯行の一部始終を捉えていました。そこから見えてきたのは、悪質で計画的な窃盗グループの実態でした。 自動車盗難の被害者 「ここに防犯カメラ(のモニター)があるんですけど、ここの画面が真っ白になっていて」 被害者が防犯カメラの異変に気が付いたのは、午前6時半ごろでした。 自動車盗難の被害者 「カメラに不具合があって映らないのかなと思って、ちょっと一応確認しようかなと思って玄関に行きました」 ところが、玄関の扉を開けようとして事態の深刻さを知ります。 自動車盗難の被害者 「玄関開けようとした時にそこにあるこの2つの植木鉢がすぐ外に置いてあって、開けられない状況になっていたんです。これぐらいしか。これちょっと、ただ事じゃないなと思って」 ドアの前に置かれた植木鉢。発覚した際、逃走する時間稼ぎのために細工したのでしょうか。そこで、テラスから駐車場を見てみると…。 自動車盗難の被害者 「いや~、やられたと思いましたね。もう(車が)ないのを確認して、すぐ警察の方に連絡しました」