中国がカーター氏に「深い哀悼」の意を表明 米中国交正常化の「推進者」と評価
【北京=三塚聖平、カイロ=佐藤貴生】中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は30日の記者会見で、29日に死去したジミー・カーター元米大統領に対し、「深い哀悼」の意を表明した。 カーター氏は、大統領在任中の1979年に中国との国交正常化を実現した。毛氏は、カーター氏を国交正常化の「推進者」や「決定者」と評価した。カーター氏が「長年にわたり中米関係の発展や両国の友好交流、協力を促進するため重要な貢献を行った」と強調した。 また、エジプトのシーシー大統領もカーター氏について、「エジプトとイスラエルの和平合意達成の際に重要な役割を果たしたことは歴史に刻まれ、残り続ける」と称賛し、弔意を表した。