BtoBビジネスをしている方には「Facebook広告を活用したアプローチ」が有効!
オーガニック運用・広告配信・危機管理など、企業のSNS活用のポイント、最新情報を、SNSマネージャー養成講座の講師陣「チーフSNSマネージャー」のメンバーが、それぞれの得意分野を中心に解説します。 今回は、SNS運用の質問教室でも協力いただいている、吉和の森代表取締役の森和吉(もり かずよし)氏が回答します。 中小企業をターゲットにサービスを提供しております。新しい顧客獲得のために、リスティング広告をやってみましたが、いまいちうまくいっていません。SNS広告が有効という話を聞きましたが、実際はどうなんでしょうか。
リスティング広告も効果はあると思いますが、ユーザーが求めている(検索した)キーワードに基づいて表示されます。キーワードの設定を間違えると、効果も薄くなります。BtoBならば、SNS広告のなかでも、Facebook広告を行ってみるのがおもしろいかもしれません。Facebook広告はターゲットを間違えなければ、ユーザーは広告が目に入る機会はあります。成果を上げているところも多いです。
Facebookのユーザー数は国内で2,600万、世界で30億3,000万
左側が国内、右側が世界での利用者数の数字です。Facebookの国内で2,600万、世界で30億3,000万の利用者は無視できないです。SNSマネージャーでは各メディアが出した数字を正としております。〇〇年〇月時点というのがメディアによってバラバラになっているのは、最新の発表がこの年月だからです。
Facebookは、なりすまし型の偽広告や著名人を使った詐欺広告などで問題があったり、「オワコン」「やっている人はいない」「効果はない」、こんなイメージを持っていたりする人は多いと思います。また、Facebookはユーザー数が減少傾向です。ただ、2,600万の国内利用者数(2019年7月時点)は見逃せません。30代以上のユーザーは活発に投稿していますし、投稿はしないけれど頻繁に見るという層も存在します。経営者や中間管理職の決裁者など、ビジネス目的で利用するユーザーが多いのも特徴です。 そのため、経営者にアプローチしたい場合やBtoBビジネスでの関係構築で有効に活用できます。実名登録が必須となっていますので、登録されている個人情報はしっかりしています。そのためFacebookで属性を絞って広告を出す場合、効果は大きいと考えられます。デメリットは、10代や20代の若いユーザーのアクティブ率が低くなっていますので、若年層をターゲットにした商品告知での利用は向かないでしょう。