タブレットデビューに最適なのは何歳? 子どもとケンカしないための「ルール作り」のコツ
おすすめのデバイスやアプリはありますか?
Q.おすすめのデバイスがあれば教えてください。 デビューとしておすすめしているタブレットは「Amazon Kids Fire10」です。コンテンツ量の多さと子ども専用で開発された点から安全で使える設計になっています。卑猥な広告など一切排除されているので安心です。 Q.おすすめアプリやコンテンツはありますか? 日本ではデジタルデバイス=遊びという印象ですが、諸外国では「学びのツール」として広く認識されています。優れたコンテンツもたくさんありますが(取材者おすすめのアプリはこちら)、大事なのは目の前の子どもにあったものをチョイスするという視点です。 例えば、筆記具で文字を書くことが苦手なタイプのお子さんは紙教材が苦手だったりするのですが、ICTをうまく使うとかなり伸びることも少なくないです。 本を読むのが苦手な場合は、オーディオブックという選択肢もあります。 認知特性の苦手をサポートして、得意を伸ばすツールとして認識するといいですね。昨今、発達障害のお子さんの認知件数が増えています。学習障害(LD)の診断がおりた場合、タッチペンを使用し音声で「聴いて学べる」教科書を支給してもらえたり、入試でも対応をしてもらえることが増えてきました。視力の悪い人がメガネをかけるのと同じようなことですよね。 参考: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/1374019.htm 文部科学省ホームページ「音声教材」 国の方針としても「個別最適な学び」の環境をICTで整えようとしています。 参考: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/mext_01491.html 文部科学省ホームページ「2.育成を目指す資質・能力と個別最適な学び・協働的な学び」 なお、YouTube、Instagram、TikTok、Twitterなどは、13歳以下は使用を推奨していないのが現状です。一方で、保護者の多くはその事実を知らないまま最初からYouTubeを視聴させており、あとで後悔するといった問題が多発しています。YouTubeは13歳以下であればYouTube Kidsが基本です。