【全日本】10.30釧路大会にアンドレザ・ジャイアントパンダの参戦を発表
アンドレザ「もっと有名になってWWEで試合をしたい」と語り、両親との再会を望んでいる
全日本プロレスは10月30日(水)に開催される「ジャイアントシリーズ2024」釧路大会において、特別参戦選手第3弾としてアンドレザ・ジャイアントパンダ(新根室プロレス)の参戦を発表した。 【動画】アンドレザ・ジャイアントパンダ VS ハルク豊満(新根室プロレス) アンドレザの特徴は、ジャイアントパンダというユニークなギミックだが、実際には「巨熊症」と呼ばれる病気を患っており、そのため異常な食欲を持つ。 子ども時代には、通常のパンダの3頭分もの食事を摂ることから、両親に捨てられるという過酷な運命を辿っている。さらに、アンドレザは中国パンダ界でいじめられる日々を送っていた。 しかし、アンドレザの運命は転機を迎える。 森の中で弱っていたところを、北海道根室市の水産加工会社で実習経験を持つ王さんに拾われた。 王さんはアンドレザを救うものの、彼自身は極度の対熊猫恐怖症に悩まされ、引きこもり生活を送ることになった。 その後、王さんが新根室プロレスの会長であるサムソン宮本氏に連絡を取ると興味を示し、アンドレザを日本に呼ぶことに成功。 2017年7月30日、アンドレザは新根室プロレスの別海町ぷらと前多目的広場大会でハルク豊満戦に出場し、プロレスデビューを果たした。 デビュー後、その巨体は瞬く間に話題となり、様々な団体で活躍を続けた。 2018年1月18日にはプロレス大賞の授賞式に特別ゲストとして登場し、その存在感を発揮。 さらに、3月1日には自身が父親となり、1児のパンダの父としての一面も持つ。アンドレザは「もっと有名になってWWEで試合をしたい」と語り、両親との再会を望んでいる。 アンドレザは、その後も数多くの団体に参戦し、特にDDTプロレスでは「純烈新メンバーオーディション2019」で優勝し、一時はそのメンバーとなるが、不倫スキャンダルが発覚し即日脱退するという波乱も経験した。 また、根室警察署の一日署長に就任するなど、プロレス以外でも注目を集めている。 アンドレザの育ての親であるサムソン宮本氏が2020年に死去し、彼の存在はアンドレザにとって大きな支えであった。2021年にはそのメモリアルイベントに参戦し、サムソン宮本氏の思いを胸にリングに上がる姿が印象的だった。 今後のアンドレザ・ジャイアントパンダの活躍に目が離せない。
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