【ソフトバンク】4軍投手コーチにブラジル出身フェリペ氏、中南米出身選手の兄貴分的存在に期待
ソフトバンクが来季の4軍投手コーチとして社会人野球・ヤマハで今季まで投手兼コーチとして活躍したフェリペ・ナテル氏(35)を招聘(しょうへい)することが8日、分かった。近日中に球団から発表される予定。 ブラジル出身のナテル氏は17歳の07年にヤマハ入りした。150キロ近い直球とフォーク、スライダーを武器にした本格右腕。16年の社会人日本選手権ではチームを初優勝に導く原動力になった。昨年からは投手コーチを兼任し、今季まで18年間、現役を続けた。22年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のブラジル代表にも選出されている。 ソフトバンクは育成投手にアルメンタ、ロドリゲス、サルディなど中南米出身の選手が所属。彼らの兄貴分的な存在としてナテル氏の指導に期待を寄せているようだ。来季4軍監督には山口・早鞆高で野球部監督を務めた元ダイエーの大越基氏(53)の就任が決まっている。アマチュア球界からの指導者を軸に、若手育成を図っていくようだ。