【NFL】昨季の経験を生かし、QBバロウのバックアップとして自信を深めるベンガルズQBブラウニング
クオーターバック(QB)ジョー・バロウが1シーズンに10試合以上先発したとき、シンシナティ・ベンガルズはプレーオフに進出した。バロウが先発しなかったとき、ベンガルズはポストシーズンを逃している。
昨シーズンは9勝8敗に終わったものの、2024年シーズンに向けてスーパーボウル優勝候補の一角を維持しているベンガルズにとって、バロウが最も重要な存在であることは明らかだ。しかし、仮にバロウが来るシーズンに欠場したとしても、ベンガルズは昨季より良い状態にあるかもしれない。
バックアップQBのジェイク・ブラウニングは、レギュラーシーズン中に出場機会を得るまで、ベンガルズの練習生や控え選手として2年以上も過ごしていた。しかしながら、いざ出場してみると、ブラウニングは急に注目を浴びるようになっている。かつてドラフト外フリーエージェント(FA)としてNFL入りを果たしたブラウニングは、バロウの代役として昨シーズンの最後の7試合に先発出場し、その実力を十二分に発揮した。
ブラウニングはベンガルズを率いて4勝を挙げ、パス成功率でも実際にNFLトップの70.4%をマーク。また、タッチダウンパス12回、タッチダウンラン3回を記録したブラウニングは、先発1試合あたりの平均パスヤード(266.9ヤード)で、昨シーズンにバロウが残した数字(230.9ヤード)を上回った。
大学で50試合以上に先発出場したブラウニングは、他の選手が自分の前でクオーターバックをプレーするのを座って見ていることに慣れていない。しかし、『SiriusXM Radio(シリウスXMラジオ)』に出演した際、ブラウニングは2021年と2022年にバロウがスナップの大半を占める中でその動きを観察し、多くのものを得たと語った。
「彼がプレーする様子を見て、たくさんのことを学んだのは間違いない」とブラウニング。
その一方、ブラウニングは昨シーズンの予想外の経験を経て、今では自分とバロウが互いに助け合える段階に来たと考えている。