【NFL】昨季の経験を生かし、QBバロウのバックアップとして自信を深めるベンガルズQBブラウニング
ブラウニングはバロウとは“本当にいい関係を築けている”と明かしたが、昨シーズンにNFLでの初めての本格的な出場経験を経て、これまで見えなかったことが見えるようになった今、その関係をさらに発展させることができるようになっている。もしかすると、バロウもブラウニングから学ぶことがあるかもしれない。
ブラウニングは「もちろん、(バロウは)信じられないほど素晴らしい選手だ。彼はNFLでもトップクラスだし、それに異論を唱える人はいないだろう。でも、俺にも強みがある。彼が“ああ、そうか、こういうやり方もあったのか”と思うような部分もあると思うんだ」と言い、こう続けた。
「それに、こういう会話のやりとりもある――自分はこれまでも役に立っていたけれど、今は“俺は実際にこのオフェンスでプレーして、攻撃の起点となる役割を果たしたんだ”という、まったく別のレベルの会話ができるようになった。だから、彼が何か心配事を抱えたとき、それに共感して話し合うことができるんだ」
バロウは昨季に負ったシーズン終了を告げるケガの修復手術からまだ完全には回復していない。先日、バロウは自身の“フットボール選手としての寿命”について率直に語り、リハビリの取り組み方やフィールドへの復帰のタイミングについて、より慎重に行動したいと考えていると明かした。
だからといって、ベンガルズがバロウの復帰とスタークオーターバックとしての再出発に対する期待を捨てたわけではない。その点では何も変わっていない。しかし、ブラウニングは昨季に起こった不運なできごとと、その結果としての自身のキャリアの大きな転機が、最終的に今季のベンガルズの究極の目標――誰がクオーターバックであろうと、スーパーボウルを制覇すること――に役立つかもしれないと考えている。
ブラウニングは「俺と彼にとって本当にいいことだったと思う。オフシーズンの間にできるだけ上達して、全員が目指すところに到達し、同じ方向を向いて、一緒に挑戦しようということさ」とコメントした。