ラーメン屋の開業費用はどれくらい?1000万円で足りる?
みなさんの中には、飲食店の経営を夢に持っている方もいらっしゃるかもしれません。飲食店にもさまざまな種類がありますが、中でも高い人気を誇るのがラーメン屋です。数ある飲食業の中でも、比較的参入障壁が低い点がその理由の一つでしょう。 本記事では、ラーメン屋を開業する際の費用の平均額と共に、開業費用の内訳や必要な資格などを紹介します。
ラーメン屋の開業費用の平均
日本政策金融公庫が実施した調査によると、開業費用の平均額は1027万円となっています。 ただし、この調査結果は業種を限定していない点に注意するべきです。つまり、業種を問わない全体の開業費用の平均額であり、中にはサービス業や不動産業なども含まれます。ラーメン屋が該当する飲食業は開業業種全体の11%であり、飲食店の中でも業種は細分化されます。 ラーメン屋の開業費用の平均は、物価や店舗の規模、立地などによって大きく変化することを覚えておきましょう。店舗の規模が大きくなれば必要な従業員数も増え、人件費など必要資金は増えることが予想されます。 1000万円がラーメン屋の開業費用の平均とされることが多いようですが、余裕を持った開業と営業をするなら1500~2000万円は必要という声も多く聞かれます。
ラーメン屋における開業資金の内訳
ラーメン屋を開業する際の開業資金は、大きく初期費用と運営資金の二つに分けられます。初期費用の多くは物件の取得費用や工事費用など、いわゆる設備費用です。対して、運営資金は実際にラーメン屋を営業していくために必要な資金で、月々の賃料や材料費、人件費などです。 ラーメン屋の開業に必要な初期費用の内訳を以下にまとめました。 ●物件取得費 ●内装工事費 ●外装工事費 ●空調設備費 ●厨房設備費 ●備品購入費 ●広告費 初期費用の中でも内装工事に大きな費用がかかりがちだといわれていますですが、居抜き物件を選んで開業することで、内装工事費を抑えられる可能性があります。 次に、ラーメン屋の開業に必要な運営資金の内訳を以下にまとめました。 ●店舗の賃貸料 ●材料費 ●水道光熱費 ●人件費 極論、運営資金は開業後の売上から賄える可能性がありますが、開業後すぐに運営資金を捻出できるほどの売り上げを達成するのは難しい場合があることに注意が必要です。開業費用として、数ヶ月分の運営資金はあらかじめ用意しておくべきといえます。