「健康書2000冊」が導き出した“健康長寿”の結論、医学研究の最前線に躍り出た「注目の臓器」とは
• 腸内環境を整え、健康に保つ • 腸の運動を助けるエネルギー源となる • 腸の運動を活発にし、便通を改善する • ビタミンの合成を促進 • 腸管バリア機能の維持・強化 • 免疫細胞の増加を促進 • 肥満・老化の防止に役立つ • がん・糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果 • 健康寿命の延伸に寄与 腸内細菌研究の第一人者、京都府立医科大学の内藤裕二教授らが行った京都府の京丹後市の高齢者を対象とした調査では、100歳以上で元気な健康長寿者の腸内ではビフィズス菌と酪酸菌が多く、特に酪酸菌が多いことが明らかになりました。
酪酸菌がつくる酪酸は、大腸の粘膜細胞のエネルギー源となります。 そのほか、炎症を抑えたり、腸管バリア機能を高めたりと、多岐にわたる健康効果が注目されています。 内藤先生は、酪酸菌を増やすことが健康長寿の秘訣の1つだと述べています。 短鎖脂肪酸の働きについては、まだ研究途上の部分も多いですが、健康長寿との関連を示すデータは着実に増えています。 今後、短鎖脂肪酸を介した腸内細菌と健康の関係性が、さらに解明されていくことでしょう。
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