約15年ぶりのスタジアムバージョン第1試合で摩嶋一整が鮮やか一本勝ち。マイクは一転「明日帰ったら仕事なんで今日はこの辺で」【超RIZIN.3】
RIZINが初めてのさいたまスーパーアリーナスタジアムバージョンでの大会となる「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)の第1試合で新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMEN)と摩嶋一整(毛利道場)が対戦した。 試合は摩嶋が2Rで一本勝ちを収め、約4万人の観客に火をつけた。 1R、オーソドックスの新居とサウスポーの摩嶋。じりじりと圧をかけた摩嶋が組み付き、コーナーに押し込む。新居が下がりながらヒザを打ち込むがバランスを崩したところで摩嶋がバックを取る。リフトしてテイクダウン。4の字ロックで固めて、バックからコントロール。そして正対するとマウントを取って方固めを狙う。新居はしのぐ。新居は潜りに行くが摩嶋は許さず。摩嶋はパウンドに行くことなく、抑え込んでじっくり。新居はコーナー下ににじり寄る。摩嶋はヒジ、そしてパンチ。横を向いた新居にヒジを連打。新居は動いて脱出を図るが摩嶋は逃がさず。
2R、圧をかける摩嶋。新居はパンチで前に出るが摩嶋はバックステップ。摩嶋はタックル。新居がバックステップも摩嶋は逃がさず。しかしコーナーでしのいだ新居。摩嶋が離れる。再び摩嶋がタックル。振ってテイクダウン。バックを取って右腕を巻き込む形で4の字ロック。摩嶋がスリーパーも新居はあごでしのぐ。摩嶋はバックからあごを上げさせるとワンハンドでチョーク。そしてがっちりとらえ絞め上げると新居はたまらずタップした。 摩嶋は試合後のマイクで周囲への感謝の言葉を述べると「また、明日帰ったら仕事なんで。現場があるんで、今日はこの辺で。また勝ちます」と試合の鮮やかさとは一転、朴訥な挨拶で締めくくった。 格闘技でのスタジアムバージョンの使用は2009年大晦日の「Dynamite!!~勇気のチカラ2009~」以来、約15年ぶりとなる。