【株主優待】コスメやデパ地下総菜が10%引き!デパートを利用する人には、大きな節約効果が
コスメ代は基礎化粧品を含めると毎月かかる固定費にも似ていて、ちょっと贅沢にデパートで買っているなら、「株主優待」を使うことで10%割引にするのもよいかもしれません。「株主優待」をちょっとした裏ワザテクニックで、より深く楽しめる方法も紹介します。※株価は2024年9月19日終値 【写真】筆者が実際にもらった株主優待カード3枚 * * * * * * * ◆はじめに ・「株主優待」とは? 私たちが株を買うと「株主」になれます。企業は株主に対し、割引券や優待券、お米やカタログギフトなどをプレゼントすることがあり、これが「株主優待」です。 ・「権利付最終日」とは? 権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで、配当金や優待などの株主権利を得られる最終取引日のことです。 つまり、配当金や株主優待などを取得するためには、企業が決める「権利確定日」に、株主として株主名簿に記載されている必要があります。 例えば、2024年10月の権利付最終日は10月29日、権利落ち日は10月30日です。そのため、10月に優待を実施している企業の「株主優待」の権利を受けるためには、10月29日までに株を買っておかなければなりません。
◆デパートで10%割引になる「株主優待」は? 「株主優待」カードを見せることで10%割引になる銘柄は、どのくらいあるでしょうか。 たとえば、高島屋(高ははしごだか)(8233※)(株価1,111.5円、最低投資額11万1,150円)の「株主優待」は、100株では、株主優待カードがもらえ、提示してお買い物すると利用限度額15万円までが10%割引になります。権利月は2月8月です。シャネルコスメなど一部対象外の商品もあるものの、高島屋の化粧品カウンターでの多くのコスメや、デパ地下でのお惣菜やお弁当、そして手続きをすれば高島屋オンラインストアの商品までも10%割引になります。 ※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。 三越伊勢丹ホールディングス(3099)(株価2,158.5円、最低投資額21万5,850円)の「株主優待」は、伊勢丹でも三越でも使え、100株でもらえる株主優待カードをお買い物で提示すると10%割引に。権利月は3月9月です。 J.フロントリテイリング(3086)(株価1,463円、最低投資額14万6,300円)の「株主優待」が使えるのは、大丸や松坂屋。他の株主優待カードと同じように、提示すると10%割引になります。権利月は2月8月です。 このほか、関東だと、銀座にデパートがある松屋(8237)(株価870円、最低投資額8万7,000円)、関西だと、あべのハルカスや上本町などに店舗がある近鉄百貨店(8244)(株価2,042円、最低投資額20万4,200円)の株を買うことでも、10%割引になる株主優待がもらえます(ただし、松屋ではレストラン・カフェは2%、近鉄百貨店ではCDや書籍は5%割引など割引率が違う店舗あり)。