愉快なお面で館内を巡る、大阪「ニフレル」で絵本作家ユニット・ツペラツペラとコラボした企画展
大阪の商業施設「EXPOCITY」(大阪府吹田市)内のミュージアム「NIFREL(ニフレル)」が、絵本作家ユニット「tupera tupera(ツペラツペラ)」とのコラボを発表。ニフレルでは初めてとなる参加型の企画展『あなたも愉快な生きものだ!展』が、3月6日から開催される。 【写真】お面を付けて変身! 今回、同館がタッグを組む「ツペラツペラ」は、京都市在住のアーティスト・亀山達也と中川敦子夫妻によるクリエイティブユニット。色とりどりの切り紙絵やユーモアな言葉選びで子どもたちを魅了しており、子ども向けの工作番組『ノージーのひらめき工房』(NHKEテレ)ではアートディレクションも担当するなど、絵本やイラストレーションを中心にさまざまな分野で幅広く活動している。 なかでも代表作といえるのが、自由な発想で自分だけの「顔」を完成させるワークブック『かおノート』シリーズ。52種類の「かお」ベースに、目・鼻・口などのパーツシールを貼ったり、ペンなどで書き加えることができる。海外でもさまざまな国で翻訳出版されており、近年ではそのアイデアの源泉である「顔」を楽しむ展覧会『tupera tupera のかおてん.』も開催。作品を眺めるだけではなく、参加や体験ができる遊び心いっぱいの展示が子どもたちの心を掴み、幼い子どもを連れた家族をはじめ、幅広い世代の人々が訪れた。 ■ 約40点の平面および立体作品を展示 このように、ワークショップや絵本の読み聞かせライブなど、全国各地でイベントを開催してきたツペラツペラだが、水族館や動物園とコラボレーションするのは今回が初めての試みだという。企画展では、館内の「わざにふれる」ゾーンを中心に、新作10点を含む約40点の平面および立体作品が展示される。生きものと人の共通点をテーマに、作品を通じて生き物の個性が楽しく発見できるよう、「生きもののからだ・食べもの・性格・能力」がコミカルにかわいらしく表現されているとのこと。 また、会期中は、愉快な生きものに変身するワークショップも開催。希望者は、ツペラツペラが制作した「生きものイラストパーツ」を組み合わせたお面を着用し、お面を付けたまま館内を巡ったり、館内やフォトスポットで写真撮影ができるという。ツペラツペラの魅力のひとつである工作も体験でき、親子の思い出づくりにもぴったりのイベントとなりそうだ。 そのほか、会期中はミュージアムショップとカフェで、オリジナルグッズとカフェメニューを販売予定だといい、詳細は後日公式サイトなどにて発表される。開催期間は、2025年1月13日まで。料金はニフレル入館料に含まれており、大人(16歳以上、高校生含む)2200円、小・中学生1100円、幼児(3歳以上)650円。ワークショップは別途参加費が必要。