【60歳代おひとりさま】貯蓄ゼロと2000万円以上の割合は?備えたい老後資金「平均2000万円以上」に
今年も残り少しで終わります。1年を振り返るとともに、年末年始のように長期的に休みをとりやすい時期にしておきたいのが、家計と貯蓄計画の見直しです。 ◆【円グラフ】60歳代・ひとり以上世帯の「貯蓄分布」と平均・中央値はいくら?(出所:金融広報中央委員会など) 特におひとりさまの場合、自身で老後資金を用意しなければなりません。 ジブラルタ生命保険株式会社が2024年12月19日に公表した「おひとりさまに関する調査 2024」※によれば、おひとりさまが老後に備えてリタイアまでに備えたいお金の平均は2196万円でした(※調査対象:20歳~69歳の未婚男女4700名(男性2350名 女性2350名))。 2000万円近くのお金を老後に向けて備えるためにはまとまった時間がかかりますし、現代においてはただ貯蓄をするだけでは達成できない場合もあります。 では、実際に現代のシニアで貯蓄2000万円以上を達成している割合は何パーセントでしょうか。今回は60歳代おひとりさまの貯蓄ゼロと2000万円以上の割合を確認した後、厚生年金と国民年金の平均月額も確認します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【60歳代おひとりさま】貯蓄ゼロと2000万円以上は何パーセント?
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[ひとり以上世帯調査](令和5年)」より、60歳代・ひとり以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 ●【60歳代・ひとり以上世帯】の貯蓄ゼロの割合 ・33.3% ●【60歳代・ひとり以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1468万円 ・中央値:210万円 60歳代おひとりさまのうち、およそ3人に1人は貯蓄ゼロでした。 貯蓄2000万円以上に達しているのは23.1%となっており、7割以上の人は達しておらず改めて老後資金にむけた貯蓄の難しさがわかります。 平均は1468万円ですが、中央値は210万円まで下がり、計画的な家計収支や貯蓄の見直しはやはり大切といえるでしょう。