【60歳代おひとりさま】貯蓄ゼロと2000万円以上の割合は?備えたい老後資金「平均2000万円以上」に
【国民年金と厚生年金】平均年金月額はいくらか?
では、老後の柱となる公的年金はいくらでしょうか。 厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに確認しましょう。 ●国民年金(老齢基礎年金)の平均月額 〈全体〉平均年金月額:5万6316円 ・〈男性〉平均年金月額:5万8798円 ・〈女性〉平均年金月額:5万4426円 ● 厚生年金のの平均月額 〈全体〉平均年金月額:14万3973円 ・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 ・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 ※国民年金部分を含む 国民年金は月5万円台、厚生年金は月14万円台でした。 厚生年金は、1階部分の国民年金に上乗せして会社員や公務員などが加入するもので、加入期間と収入に応じて支払った保険料により個人差があり、男性と女性で約6万円の差が見られました。 厚生年金については、同資料より1万円刻みで男女別に受給権者数を確認しましょう。 ●【厚生年金一覧表】受給額ごとの受給権者数(1万円刻み) ・1万円未満:男性4万2520人・女性1万8383人 ・1万円以上~2万円未満:男性1万79人・女性5649人 ・2万円以上~3万円未満:男性4930人・女性4万9991人 ・3万円以上~4万円未満:男性7128人・女性8万8044人 ・4万円以上~5万円未満:男性2万2573人・女性7万9829人 ・5万円以上~6万円未満:男性5万6631人・女性9万6142人 ・6万円以上~7万円未満:男性16万3911人・女性24万7838人 ・7万円以上~8万円未満:男性24万2231人・女性44万5242人 ・8万円以上~9万円未満:男性24万8550人・女性67万9961人 ・9万円以上~10万円未満:男性27万422人・女性85万3550人 ・10万円以上~11万円未満:男性34万2760人・女性78万4733人 ・11万円以上~12万円未満:男性43万1283人・女性60万2971人 ・12万円以上~13万円未満:男性51万9747人・女性42万5915人 ・13万円以上~14万円未満:男性62万5003人・女性30万500人 ・14万円以上~15万円未満:男性73万5371人・女性21万7785人 ・15万円以上~16万円未満:男性83万5773人・女性15万8271人 ・16万円以上~17万円未満:男性92万6898人・女性11万3832人 ・17万円以上~18万円未満:男性98万1435人・女性7万6975人 ・18万円以上~19万円未満:男性95万8567人・女性5万1987人 ・19万円以上~20万円未満:男性87万3863人・女性3万6135人 ・20万円以上~21万円未満:男性73万5334人・女性2万3752人 ・21万円以上~22万円未満:男性55万3806人・女性1万5400人 ・22万円以上~23万円未満:男性37万3837人・女性9745人 ・23万円以上~24万円未満:男性24万7558人・女性5971人 ・24万円以上~25万円未満:男性16万2911人・女性3370人 ・25万円以上~26万円未満:男性10万437人・女性1854人 ・26万円以上~27万円未満:男性5万8850人・女性916人 ・27万円以上~28万円未満:男性3万3028人・女性435人 ・28万円以上~29万円未満:男性1万5615人・女性178人 ・29万円以上~30万円未満:男性7225人・女性126人 ・30万円以上~:男性1万2164人・女性326人 ※国民年金部分を含む 上記を見てわかる通り、ボリュームゾーンは男性で15~20万円台、女性で8~11万円台と差が見られます。 今後の少子高齢化を考えると、年金受給額が減る可能性も考えられます。公的年金以外にまとまった貯蓄で備える必要はあるでしょう。