片づけは「自己肯定感」を得る最高の手段。デスクを整えるたった3つのメソッド
「どうして片づけないの?」「いつも出しっぱなし…」と、誰かに抱くイライラが日常になっていませんか? それは家だけの話ではありません。オフィスでも、資料や備品を管理できない人がいると、モヤっとしますよね。もしかしたら、自分もそう思われているかも…。 そこで今回ご紹介するのは、『あの人にイライラするのは、部屋のせい。東大卒「収納コンサルタント」が開発!心理学的片づけメソッド32』(PHP)で紹介されている片づけのメソッド。 大掃除などで「片づけ」に意識が向けられるこの時季に、実践してみませんか?
片づけは快適さだけでなく「自己肯定感」も高める
本書では、すぐにでも試したくなる片づけのアイデアから、じっくりと自分好みの暮らし方を探りたくなる収納方法までが、エリアやシーンごとに紹介されています。 著者は整理収納アドバイザーの米田まりなさん。大学卒業後、入社した商社の出向先で収納サービスに出会い、片づけのおもしろさに目覚めたのだそうです。 片づけは生活の質を高めるだけでなく「自己肯定感を高めるものでもある」と米田さん。 一見地味な作業ですが、正しい整理・収納を続けていると、ある瞬間に「この部屋は、難所を越えた!」という感覚がつかめるはずです。(中略)片づいていなくても生活はできますし、掃除が行き届いていなくても子どもは育ちます。しかし「自己肯定感」を高めるには、片づけはうってつけの手段です。 (『あの人にイライラするのは、部屋のせい』219~220ページ) 「1週間、1カ月、1年暮らす部屋があなたの人生を変えていく」と米田さん。片づけという自己研鑽は、その後の人生に大きなメリットをもたらす先行投資にもなるとも語っています。
すぐに「ゼロ状態」になり、リバウンドをさせないために
ライフハッカー読者の皆さんであれば、気になるのはもちろん作業効率をアップさせる片づけの方法では? 出社とリモートのハイブリットとなっても、やはりリビングで仕事をするという人は多いようです。そこで生じる悩みの種を解消するにはどうすればよいのでしょうか。 1. テーブルが散らかって、作業どころではない ダイニングテーブルの片隅で作業をし、食事の時間になるとPCや書類をどかして…という毎日だとストレスはたまるばかりです。 そこで米田さんがすすめるのは、ダイニングテーブルの近くに収納スペースをつくること。 必ずしも「収納棚を買って設置せよ」というのではありません。仕事道具を置くカゴを用意する、ティッシュや調味料などの使用頻度の高いものをトレーにまとめるのでもOK。 また、一度すべての荷物を紙袋にまとめて「ゼロ状態」にして、そこから」使用頻度の高いものを優先しながら「居場所」をつくることも有効な片づけ術です。 2. テーブルを片づけても、すぐリバウンドする フリーアドレスの職場に欠かせないのが「個人ロッカー」。家庭でも個人ロッカーならぬ「個人用スペース」をつくることを米田さんはすすめています。 同時につくりたいのが、文房具や備品、書類を入れる「共有ロッカー」と、急いでいるときなどにとりあえず入れておくための「仮置き場」。 そうすることで、ダイニングテーブルの「ゼロ状態」がすぐにできて、きれいを保つことができるのだそうです。 3. 使わないのに、なぜか文房具が複数ある… 「もう少しでインクが切れそうだけど、まだ使える」「会社のボールペンを持って帰ってきてしまった」「ノベルティでもらったから一応とっておく」などなど、文房具もいつの間にか増えてしまうものの大きな1つです。 米田さんがルールにしているのは、文房具は2~4週間で使い切れる量だけを在庫にすること。あとは思い切って処分するか、いま使っているものが切れるまでひとまとめにしてストックしておきましょう。 また「リビングにボールペンは10本ある」というのは改善したい状態。使用頻度の高いボールペンは、リビング、車の中、玄関、冷蔵庫の横といったペンを使う場所に1本ずつ置き、使用頻度の低いホチキスやカッターなどは、共有スペース1カ所にまとめて置くといいそうです。 この3つの片づけ術は、リビングに限らず、どこででも応用できる方法。もちろんオフィスや自分のデスクでも同様です。 これから本格的に大掃除をしたいというタイミングに、ちょっと意識してみてください。そうして片づけが楽しくなってきたころ、米田さんの言う「自己肯定感」も自然と高まっているはずです。 ▼米田さんに聞く「ロジカル片付け」実践術 >>Kindle unlimited、99円で2カ月読み放題キャンペーン中! Source: PHP
ライフハッカー・ジャパン編集部