朝ドラで注目の【平成文化】バブル崩壊後におきた「RVブーム」で 1994年に登場した“記憶に残る日本車”3選
キムタクをCM起用し、クロスオーバーSUVブームを築いた名車が登場
最近、平成時代のギャル文化が朝ドラで放送され、再び脚光を浴びています。 平成時代のトレンドは、Z世代には斬新に映り、現役世代には懐かしく感じることでしょう。 【画像】1994年はRV豊作の年! 平成時代に登場したRVモデル3台を写真で見る(30枚) また、平成時代の1990年初頭にはバブル崩壊が起こり、経済が大きく衰退していくなか自動車業界も試行錯誤しながら新モデルを開発していきました。 そこで今回はバブル崩壊後の1994年に誕生した、人気モデルを3車種紹介していきます。 2台目はトヨタ初のクロスオーバーSUVである初代「RAV4」です。
CMには当時の人気タレントである「キムタク」を起用することで、大ヒットとなりました。 ボディバリエーションは3ドアと5ドアの2車種で、ボディサイズは全長は3705mm(3ドア)4115mm(5ドア)、全幅は1695mmから1760mm、全高は1645から1660mmと現行モデルと比較してもかなりコンパクトな仕上がりです。 プラットフォームやパワートレインはカローラをベースにしたこともあって、乗り味もカローラそのものでした。 現在のクルマからすると広大とはいえない居住空間も当時としては必要十分で、フルフラットなどのシートアレンジが豊富なこともあって、ウインタースポーツの車中泊などでも活躍していました。
ホンダの経営危機を救った立役者
2台目は、空前のRVブームによって誕生したホンダの初代「オデッセイ」です。
オデッセイはホンダのミニバンのなかでも歴史のあるモデルで、バブル崩壊後の経営危機を救った立役者ともいわれています。 ボディサイズは全長4750mm×全幅1770mm×全高1675mmと、全高に関しては比較的低めに設定されていることで、当時の主力カテゴリであったセダンの乗り換えでも違和感なく移行できました。 デザインも当時のワンボックスカーやミニバンは、商用車のイメージが強かったものの、オデッセイはステーションワゴンのようなスタイルということもあって人気を博します。 エンジンは2.2リッター直列4気筒でFFレイアウト、グレードには2+2+2の6人乗り仕様と、2+3+2の7人乗り仕様があり、家族の多いファミリー層には大人気商品となりました。 3台目は、これまでのキャブオーバータイプからミニバンに生まれ変わった三菱「デリカスペースギア」です。