130年前の作品なのに面白い「ドリアン・グレイの肖像」 新訳記念のプレゼントキャンペーンも実施中
不朽の名作、という言葉があるが、それでも昔の文学作品はちょっと読みにくかったりする。だから新訳、しかもこれは面白い。オスカー・ワイルド唯一の長編『新訳 ドリアン・グレイの肖像』(河合祥一郎訳、KADOKAWA、税込み1034円)が発売されたのを記念して、X(旧ツイッター)で書籍のプレゼントキャンペーンを実施している。 純真な青年ドリアンは天使のような美貌を買われ、肖像画のモデルになる。それは素晴らしい出来になるが、快楽主義者ヘンリー卿に若さが有限だと気づかされ絶望。「永遠に若いのが僕で、年をとるのがこの絵なら、魂だって差し出す」。以来、青年に代わり絵が年老いていく。誰かを裏切れば絵は醜くゆがみ、破滅させれば邪悪に黒ずむ。130年前の作品だが、面白すぎる。 キャンペーンは、XのKADOKAWA翻訳書籍公式アカウント「@kadokawahonyaku」をフォロー、所定のキャンペーン投稿をリポストしてエントリー完了。抽選で3人に本がプレゼントされる。応募締め切りは9月4日23時59分リポスト分まで。