玄関前の「置き配」が盗まれました。配送会社は「補償できない」の一点張りで、せっかく買ったのにショックでたまりません…もう置き配は使わないほうが良いでしょうか…?
置き配はこれからさらに普及する
物流業界の人手不足などが懸念される「2024年問題」の対策として、政府は置き配を推進しています。 令和5年10月6日の閣僚会議で示された「物流革新緊急パッケージ」では、運送業者の負担軽減のために再配達率の半減を掲げています。置き配利用を促進するため、ポイント還元も提案しています。 置き配は「家にいなくても荷物を受け取れる」「平日昼も荷物を受け取りやすい」といったメリットがありますが、配達者にとっても「再配達の負担を減らせる」「業務効率の改善が期待できる」といったメリットがあります。 置き配でのポイント還元には仕組みづくりやポイントサービス提供会社との連携などの課題が残りますが、商品購入者も配達者も恩恵を受けられるといえるでしょう。
リスクを管理しながら置き配を上手に活用しよう
置き配は便利な制度ですが、外から見えやすい位置に荷物が置かれていると、盗難に遭いやすくなる可能性もあります。不安があるのなら宅配ボックスの設置や運送保険などを活用してリスク管理をしながら使うとより快適に置き配を利用可能できるでしょう。 今後、置き配でのポイント還元などが始まれば、より多くの人が置き配を使うようになるかもしれません。利用者と貨物数が増えれば、その分狙われる荷物も多くなり、盗難件数が増える可能性があります。置き配は、適切な盗難対策をしたうえで利用しましょう。 出典 日本郵便 置き配保険 内閣官房 物流革新緊急パッケージ 執筆者:石上ユウキ FP2級、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部