ラック、SOCの新サービスを発表--マイクロソフト製品の監視など強化
ラックは12月9日、セキュリティ監視センター(SOC)による新サービス「マネージド・セキュリティ・サービス xPDR監視・運用サービス」を発表した。Microsoft製品のセキュリティ監視などを強化しており、2025年4月1日から提供する。 新サービスは、同社SOCの「JSOC」で提供する。Microsoft製品のセキュリティ監視では、「Microsoft 365」のE3とE5に標準対応し、「Entra ID」「Exchange Online」「Intune」「Microsoft Defender」などのクラウドサービス、アプリケーション全体に対するセキュリティ監視を実現する。 ログ分析基盤には、同社自身も使用しているという「Microsoft Sentinel」を採用する。上述の各種Microsoft製品の監視のほか、ベンダーが異なる各種監視対象機器、システムについても全てのログの集約や既存のセキュリティ監視ツールとの連携においてMicrosoft Sentinelを使用し、統合的なSOCを実現するという。 このほかに、個別カスタマイズが必要なゼロトラストセキュリティソリューションの監視も顧客要件に応じて柔軟にできるようにするという。サードパーティーのセキュアアクセスサービスエッジ(SASE)、エンドポイント型脅威検知&対応(EDR)、アイデンティティーアズアサービス(IDaaS)などのサービスの監視にも対応し、当初はNetskopeとBOXのサービスに対応する。 同社は、併せてJSOC事業の新戦略も発表。セキュリティ監視だけではなく、AIと脅威インテリジェンスを活用し、高精度な脅威の予測と検知、対応までを包括的に行うほか、上述の新サービスを含むサービス提供能力の強化、AIやクラウドセキュリティ、脅威インテリジェンス、インシデント対応に適応でき、国際的視点を持つ人材の採用と育成に取り組むことにしている。