【MLB】ダイヤモンドバックスがガーディアンズからネイラーを獲得 FAで退団したウォーカーの穴埋め
3年連続ゴールドグラブ賞のクリスチャン・ウォーカーがFAとなってアストロズへ移籍し、正一塁手が不在となっていたダイヤモンドバックスだが、トレードによる穴埋めに成功した。日本時間12月22日、ダイヤモンドバックスはガーディアンズとのトレードで強打者ジョシュ・ネイラーを獲得したことを発表。ネイラー獲得の対価として若手右腕スレイド・セコーニに加え、来年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドBの指名権を手放している。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在27歳のネイラーは2015年ドラフト1巡目(全体12位)でマーリンズから指名を受け、トップ・プロスペクトとして期待された選手。2019年にパドレスでメジャーデビューし、2020年途中にインディアンス(現ガーディアンズ)へ移籍したあとも伸び悩みが続いていたが、2022年に20本塁打、79打点と開花の兆しを見せた。翌2023年は飛躍のシーズンとなり、121試合に出場して打率.308、17本塁打、97打点、10盗塁、OPS.843の好成績をマーク。メジャー6年目の今季は152試合に出場して自身初の規定打席をクリアし、打率.243、31本塁打、108打点、6盗塁、OPS.776を記録した。 ネイラーはFAまで残り1年となり、今オフ中のトレードが有力に。一塁手の補強を目指すマリナーズなどが興味を示していることが報じられていたが、最終的にはウォーカーの穴埋めを必要とするダイヤモンドバックスが獲得に成功した。2023年新人王のコービン・キャロル、今季MVP投票3位のケテル・マルテらとともに上位打線を形成することになりそうだ。 ガーディアンズが獲得したセコーニは25歳の右腕。昨年8月にメジャーデビューし、今季は20試合(うち13先発)に登板して2勝7敗、防御率6.66を記録した。エースのシェーン・ビーバーをトミー・ジョン手術のリハビリで欠くガーディアンズは先発の頭数が不足しており、パイレーツとのトレードでルイス・L・オルティスを獲得するなど、先発候補を集めている状況。セコーニもスプリング・トレーニングで開幕ローテーション争いに加わることになるだろう。