ボードは 「ロックダンス」、お守りは「転ばぬ守」。初出場サーフィン日本代表・稲葉玲王を支えるモノ
7月27日(日本時間)から開幕するパリオリンピック。なかでも世界有数のサーフスポット「チョープー」で行われるサーフィンを楽しみにしているオーシャンズ読者も多いだろう。 ▶︎すべての写真を見る
そこで今回は、初のオリンピック出場権を獲得した、稲葉玲王選手に競技生活に欠かせないアイテムを教えてもらった。
「出場するからには金メダルを取りたい」
サーフィンが初めてオリンピック種目となった東京五輪で、会場となった千葉県一宮町は、稲葉選手の出身地。稲葉選手は、サーフィンを始めた5歳の頃から地元で練習を重ねてきた。 初めて「NAMINORI JAPAN」に選ばれたときの会見では、「出場するからには金メダルを取りたい。メダルを取ることで、地元に恩返しをできればうれしい」と語ったほど、地元愛が強い。
パリ五輪出場を支えた、稲葉選手の欠かせない5つのモノ
1. 「ロックダンス」のTOKOROサーフボード そんな稲葉選手の競技生活に欠かせないものといえば、やはりサーフボード。
稲葉選手がサーフィンを始めた幼少時から使っているのが、ハワイのサーフブランド「ロックダンス」のTOKOROサーフボードだ。 世界でも有名なサーフボードのシェイパーのひとりであるウェイド・トコロ氏がデザインするブランドで、トップサーファーの愛用者も多い。
「ウェイド・トコロさんは、僕にとっては父親のような存在。僕のサーフィンをよく知ってくれているので、より良いボードを作るうえでの信頼も大きいですね。 色々な波のコンディションによって、ボードの長さや幅、厚みを数ミリ単位で変えてもらっていて、年間30本ほどボードをお願いしています」(稲葉玲王選手、以下同)。
2. 玉前神社の転ばぬ守 「波乗り守」があることから、サーファーに人気の千葉県の玉前神社。 「海ともゆかりのある地元の神社です」ということで、稲葉選手もこの神社のお守りを持っているが、選んでいるのは「波乗り守」ではなく「転ばぬ守」なんだそう。
戦国武将が戦に勝つために小梅種を持参していたことから「開運と安全は足元から」を祈念し、小梅種が3粒入っているという。 「競技中に転ばないようにと、このお守りをバッグにつけて持ち歩いています」と稲葉選手。