【ボート】びわこG2 吉田拡郎が4カドまくりで4回目のG2制覇
「秩父宮妃記念杯・G2」(20日、びわこ) 4号艇の吉田拡郎(42)=岡山・90期・A1=が、4カドからコンマ03のトップSを決めて豪快にまくって1着。今年4回目、G2も4回目の優勝を飾り、来年のSG・クラシック(25年3月25~30日・若松)の出場権を獲得した。2着に大上卓人、3着に馬場貴也が入った。 会心の一撃だった。4カドの吉田がただ一人の0台Sで飛び出し、あっさりまくってケリをつけた。「S勝ちです。自分はS力でメシ食ってるもんで」と、照れ笑いを浮かべた。優勝戦に向け、朝から必死に整備をしたが「全然でしたね」とエンジンの上積みはできなかったが、持ち味のS力で頂点に立った。 SGタイトルホルダーだが、今年はG1・SG戦線では活躍できていない。その間に地元の後輩・茅原悠紀は7月のSG・オーシャンカップ(大村)で優勝。「刺激になりました。茅原くんに肩を並べるぐらいの活躍はしたい」と今は“燃える”ものがある。 今後は多摩川G1を皮切りに記念戦線のあっせんが続く。さらにこの優勝で来年のSG・クラシックの出場権も獲得した。「まずは参加することからです」。2回目のSGVを目指して、ここからさらにエンジン全開だ。