親戚間のお年玉モヤモヤ事情「うちは一人っ子なのに…」「独身だから渡す一方」リアルでは言いにくい本音
3:お年玉をあげて、無礼な態度をとられたとき
せっかくお年玉をあげるなら喜んでほしいし、やはり「ありがとう」の感謝は欲しいもの。しかし子どもは大人と違って本音と建て前をうまく使いこなせず、時に無礼なことを言ってしまうこともあるでしょう。子どもだから仕方がないのかもしれませんが、無礼な態度や言動をされるとやはり腹が立つ、という声です。 「その場でお年玉袋を開けて“いくらだった”と言われた」(49歳/男性/総務・人事・事務) 「その場で開封して、金額が少ないと舌打ちされた」(33歳/男性/金融関係) 「甥っ子の子どもに毎年お年玉をあげるけど、お礼を言われたことがない」(52歳/女性/主婦) 「お年玉をあげた時に態度が悪かったので激怒したら、来年から来なくなりました。もらって当たり前という感覚はイラっときます」(54歳/男性/その他) 一方、自分の子どもがお年玉をもらったときにこのような態度をとったら? 多くの親は子どもに注意するか、人によっては激怒することもあるのではないでしょうか。お年玉のやりとりは親にとって、自分の子どもがしっかり礼儀を身につけているか試される機会なのかもしれません。
4:“お年玉”という制度にモヤモヤする
なぜお正月にお年玉をあげなければいけないのか? お年玉の由来は、お正月に歳神様を迎えるために神棚に備えられた丸餅を頂き直し、家長が家族に振舞ったという説が有力だといわれています。しかし今の時代、丸餅だけでは正直ありがたみが薄れてしまっているのも事実です。 「自分は姉の子どもにあげて、姉は私の子どもにあげる。同じ金額でやり取りしているだけなのに意味あるのかな~?とは思う」(49歳/女性/総務・人事・事務) 「この風習は必要なのかと思ってしまう」(51歳/男性/その他) 「親戚が見栄を張って子どもに高額のお年玉を渡すが、自分たちは高額なお年玉は渡せない。いっそのこと、お年玉なんてなくなればいいのに」(58歳/女性/その他) 「イベントとして新しくないです」(41歳/男性/学生・フリーター) こういった人も、子どもの頃は何も考えずにお年玉をもらって喜んでいた経験があるのではないでしょうか。子どもの頃の喜びやワクワク感を今の世代の子どもたちに還元する。そんな気持ちでいれば、モヤモヤ感も薄れるかもしれません。