タイ旅行でひと味違う体験。ワット・パークナムで瞑想してみた。
仏教が生活に息づくタイの人々にとって、寺院での瞑想は決して特別なことではない。市井の人の暮らしを垣間見に、そしてひと味違う旅を味わおうと、"瞑想"に初挑戦した。
アメリカの経営者など、仕事がデキる人は瞑想をしているらしい。興味はあったものの、邪念だらけの自分には無理だろうと思っていた。しかしここは仏教の国タイ。それっぽいことを体験してみたい!と訪れたのはワット・パークナム。
朝の寺院は観光客も少なく静かな時間が流れる。
瞑想は1日4回実施されるが朝8時の回のみ僧侶の説法がある。いざ瞑想室に入ると、すでに説法は始まっている。オールタイ語。「サバーイ(心地いい)」以外わからない......。
瞑想室は一度入ると途中退出不可。
時折、参加者の質問に答えるなど対話シーンがあり、笑いが起こる場面も。なんとこの説法が50分続き、念仏らしきものを皆で復唱(私も頑張って真似)した後、部屋が暗くなり、瞑想タイムに突入。一気に静寂に包まれる。なんとなく呼吸だけ意識してみるが、あろうことか次第にうとと......。およそ15分間経ったところで、時計のアラームが鳴りはっと目覚めた。少々反省、次回は朝イチの回は避け、瞑想の真髄に近づきたいと思う。(編集MA)
瞑想の後は寺院内を散策。大仏塔の2階では、説法はないが、自分のペースで瞑想ができる。
階に上がると華やかな仏伝図が現れる。
高さ約80mある大仏塔。夜はライトアップされ幻想的。
Wat Paknam Phasicharoen
ワット・パークナム・パーシーチャルーン 300 Soi Ratchamongkhonprasat, Pakkhlongphasicharoen, Phasicharoen 02-467-0811 ⓂBANG PHAI 開)8:00~18:00 無休 拝観無料 ●1タイバーツ=約4円(2024年11月現在) ●日本から電話をかける場合、タイの国番号66の後、市外局番の最初の0を取ります。タイ国内では掲載表記通りにかけてください。 ●各紹介アドレスのデータ部分のⒷはBTSの駅、Ⓜは地下鉄の駅、Ⓢは国鉄の駅を示しています。 ●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間やイベントの開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。 ●商品・料理・サービスの価格は、表示価格とは別に消費税やサービスチャージがかかる店もあります。 ●仏教の祝日は、アルコールの提供を控えたり休業になる店が多いためご注意ください。 *「フィガロジャポン」2024年7月号より抜粋