「雨が降っている舗装された道路」では、「雨が上がった瞬間」よりも「降り始め」が一番滑りやすい!?
こもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)がパーソナリティをつとめる“ラジオの中の学校”、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。 毎週月曜日は、クイズで交通安全を学ぶ「ANZEN LOCKS!」をオンエア。安藤全一(アンドウ・ゼンイチ)通称“アンゼン先生”が出題する「交通安全にまつわるクイズ」に生徒(番組リスナー)が解答!
今回は2択クイズ「雨が降っている舗装された道路では、どちらが一番滑りやすい?」。果たして結果は……?
【質問】雨が降っている舗装された道路ではどちらが一番滑りやすい?
①降り始め ②雨が上がった瞬間 【答え】①降り始め
▼詳しい解説▼ 雨の日の交通安全
舗装された道路では雨が降り始めると、路面のゴミ、油分などが表面に浮き上がり、タイヤと地面の摩擦抵抗が少なくなるため、滑りやすくなります。 自転車や原動機付き自転車などで移動中に雨が降ってきた場合は、「濡れたくない」と急ぐのではなく、スピードを落とし、いつも以上に注意して運転することが大切です。 路面状況だけでなく、雨の日は晴れた日以上に周囲によく目を配り、しっかり安全確認することが大切です。
【雨の日の歩行】 視界が悪くなります。
●車も視界が悪くなり、歩行者や自転車を見落とすことも考えられます。 レインコートなど、服装は、運転者から見やすいように、明るい目立つ色のものが効果的です。 ●前が見えにくくなるような傘の差し方は危険です。やめましよう。 ●転びやすくなり危険です。 無理な横断や飛び出しをしないようにしましよう。 ●足元が気になりがちですが、意識して周囲の安全確認をするようにしましょう。
【雨の日の自転車走行】 自転車に乗らないという選択も大切です。
●傘差し運転や、ハンドルなどに傘を固定しての使用も禁止です。 レインコートなどを着用しましょう。明るい目立つ色が効果的です。 ●風雨が強いときは、無理に自転車に乗らず、自転車を押して通行しましよう。 ●路面が滑りやすく、ブレーキがききにくいため、いつもよりゆっくりと、慎重に走行しましょう。 参考:警察庁:交通の方法に関する教則 雨の日は視界が悪くなるうえ、「濡れたくない」という心理から誰もが急ぎがちですが、滑りやすく、お互いに安全確認がおろそかになり、交通事故が起きやすくなります。 雨の日だからこそ、いつも以上に周囲によく目を配り、速度を落として慎重に通行することが大切です。 監修:一般財団法人 日本交通安全教育普及協会 (TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」放送より)