「網戸掃除」のやり方、最適解は?【100均のメラミンスポンジが一番簡単!】
住まいの風の通り道「網戸」
おうちの中を、風が通り抜けていく……。 風って、一番身近な自然。こと初夏のそれには、住まいが街中であっても馥郁(ふくいく)とした緑の香りがして気持ちがいいものです。 でも、一緒に小虫が部屋に入るのは嫌だから網戸は閉めたい。けれど、その網戸自体が汚れていると部屋の中まで汚れそう。……網戸掃除、面倒くさい。 なんとか簡単に済ませる方法ってないんでしょうか?
網戸掃除には「メラミンスポンジ」が一番カンタン!
世の中には網戸の掃除法もグッズもたくさんあります。どれも正解。 けれども一番カンタンにやりたいなら「メラミンスポンジ」を使った方法が最適なんです。 メラミンスポンジ、茶渋を落とすだけのスポンジだと思っていませんか? もちろん食器洗いや鍋のコゲ取りにも有能ですが、それにしては大きいサイズのものも市販されていますよね。 網戸掃除に活躍するのは、そんな「手のひら」サイズの大きめメラミンスポンジ。100円ショップで買えますよ。
メラミンスポンジでの網戸の掃除法
まず用意するものは、 ・手のひらサイズ(ハガキ大)のメラミンスポンジ ・水を入れたバケツ この二つだけでOK。 大きめメラミンスポンジは水にしっかりと浸し、完全に水を含んだところで水滴が垂れてこない程度に軽く絞りましょう。 手に持ったこのメラミンスポンジを網戸の一番高いところに当て、力を入れないように横へずらして拭いていきます。 上から順に足元まで、同じように横、横、横へ。途中でメラミンスポンジが汚れたら、その都度バケツの水ですすいで、拭く面をキレイにしながら掃除していってください。 家から見て外側を拭いたら、内側の方も同様に。 基本的に、それだけ。大掛かりな準備も、多量の水も不必要。 かかる時間も1か所あたりほんの数分。拍子抜けするくらい「カンタン」です。
その他の、こんなケースには?
●油、ホコリ、煤煙汚れがひどい網戸の場合には でも、キッチン近くの網戸の場合は油煙が、家族数が多い場合は綿ぼこりが、交通量の多い道路に近い住まいでは煤煙が、網戸の外側や内側にコッテリと付着していることもあります。 こういった油気が多い網戸汚れには、少量の食器用洗剤をバケツの水に垂らすことで、界面活性剤パワーを添加。これだけで汚れ落ちがぐっとはかどりますので、ぜひ試してみて。洗剤は水が泡立たない程度の、ごく少量で十分です。 ●折り畳みできるアコーディオン網戸の場合には 網戸の面が平らではない、蛇腹式(アコーディオン)網戸の場合は、大きなメラミンスポンジでは拭きにくいのです。ここではキューブ状の小さなタイプを使います。折り目の山に鋭角を合わせて少しずつ丁寧に拭いていってください。 ●汚れのカタマリが落ちてきたら 汚れた網戸では、掃除中に「消しカス」のようなゴミがポロポロ出てきます。 削れたメラミンスポンジと汚れの合わさった、このカタマリは、網戸の一面を拭き切ったタイミングで、ティッシュなど使ってつまみ拾って始末しましょう。 網戸に残ってしまったものもティッシュで摘めばすぐに取れます。 ●網戸の汚れが、窓ガラスやサッシに付いてしまったら 網戸を掃除していると、網戸の汚れが窓ガラスやサッシにまで付いてしまうことがあります。 その場合は網戸を拭いているメラミンスポンジで、窓ガラスやサッシを拭いてしまっても構いません。 網戸掃除と窓掃除を同時に行いたいときは、「スクイージー(T字水切り)」を用意しておくと、拭いたガラスの水気をキレイに切ることができ仕上がりが美しいです。窓ガラスだけのカンタン掃除法については別の機会にお話しします。