日本ハム福島 1060万円増の1600万円でサイン さらなる活躍へ「自分が良くなることを考えたい」
高卒3年目右腕の日本ハム・福島蓮投手(21)が28日、北海道北広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。今季2勝を挙げた福島は1060万円アップの年俸1600万円でサインした。 球団から「飛躍の一年になった」と伝えられた。まさにその言葉通り、開幕前の支配下登録から12試合に先発して2勝をマークするなど、3年目で最も充実したシーズンになった。それでも、伸び盛りの21歳右腕は歩みを止めない。 「いい経験をさせてもらった。1軍である程度投げられたのはよかったと思うけど、その一試合一試合の内容があまり良くないことが多かったので満足はしていない」 今季中盤は先発ローテーションを回ったが、さらなるレベルアップへ今オフの課題は球速アップと変化球だ。終盤から試していたカットボールのように小さく曲がるスライダーの「スラッター」と、チェンジアップの精度向上に取り組む。「(今年の)平均球速は147キロぐらいだったが、できれば150キロに乗せられれば変化球も良く見えると思う」と青写真を描く。 ウエートトレーニングと食トレで体重も現在の78キロから2、3キロアップも目指す。同額の1060万円アップとなった同期入団の柳川も、先発に挑戦する意向で競争は激しくなるが「自分が良ければ使ってもらえる。自分が良くなることを考えたい」と見据えた。