梅雨は「ひざ裏」を温める!イライラ、不眠を解消、ゆらぎの季節を乗り切るカラダの整え方
暑さ対策や転倒防止も温め習慣で万全
これから夏にかけて蒸し暑い日が続くようになると、ついつい身体を冷やす行いや服装をしがち。しかし、夏の暑さを乗り切るためにも、温め習慣を身につけておくことが大切だと吉田さん。 「気温が高くなると自覚しづらいのですが、実は夏場も身体が冷えている人は多いんです。夏は暑い外気と冷房の効いた室内との温度差が激しいため体温調節がしきれず、少しの暑さで急に汗をかく一方で、足は冷えていたりします。 そういったことがあるので、身体のバランスを整え、厳しい暑さや温度差に対応できる身体をつくるためにも、ひざ裏温めを習慣にしていくといいと思います」 さらに、普段の生活の中でも、ちょっとした心がけで冷えを予防・改善できる。 「足の指を動かすだけでも血流がよくなり、冷えが改善。ひざ裏温めとともに習慣づけて身体の土台を整えておくと、高齢になってからも転倒しにくい足になりますよ」
ドライヤーでの温め方
ドライヤーの温風を、ひざ裏に1~3分当てる。やけどに注意し、熱いのが苦手な人や乾燥肌の人は、薄手の服の上から風を当てて。 ドライヤーを当てた後にひざ裏をほぐすと効果的。ひざ立ちの姿勢でひざ裏の中央に親指を置き、リンパ節をゆっくりと押すようにほぐす。 手作り湯たんぽの作り方&温め方 水で濡らして絞ったフェイスタオルを電子レンジ(500W)で1分温め、厚手のジッパー付き保存袋に入れる。熱ければ、さらにその上からタオルを巻く。 うつ伏せに寝て足にバスタオルをかけ、ひざ裏に湯たんぽをのせる。温かさを感じなくなったら外す。 教えてくれたのは……吉田佳代さん●吉田佳代ボディケアビューティクリニック代表。ボディバランス整体師。手技療法士。延べ約8万人の施術および指導実績を持つ。著書に『不調を解消するすごい足温め』(あさ出版)など。 取材・文/當間優子