「痛い!」幼少期に1万人に1人の難病を発症した浜口順子 10年間にわたる壮絶な闘病生活「お寿司屋さんで心が折れかけ」
バラエティ番組などで活躍するタレントの浜口順子さん。幼いころに1万人に1人の難病「若年性特発性関節炎」を発症し、約10年間にわたって入退院を繰り返しました。(全4回中の1回) 【写真】「笑顔はかわいいけれど…」体調がしんどく顔色も優れなかった浜口順子さんの幼少期(全18枚)
■「白血病の疑い」と診断されて… ── 3歳のときに、「若年性特発性関節炎 」を発症したそうですね。当時のことをどのように記憶していらっしゃいますか? 浜口さん:まだ小さかったこともあり、発症したときのことはよく覚えていないので、母に聞いた話になりますが、3歳だった私がある日、突然40度を超える高熱を出したそうです。足を痛がり、歩き方もいつもと違っていたため、地元の大きな総合病院に受診したのですが、最初は「白血病の疑い」と診断されて…。その診断名にショックを受けた母は「娘は助からないのでは」と、病院で唖然としたと聞いています。
── 症例が少ない病気だったこともあって、正しい診断名がつくまでに時間がかかったのですね。 浜口さん:そうですね。私の症状が白血病の初期症状と似ていたところもあったため、この診断名がついたんだと思います。その後、1万人に1人の発症率と言われ、国から難病指定を受けている「若年性特発性関節炎」だとわかりました。当時は「若年性慢性関節リウマチ」という名前でした。 ── どのような治療を行ったのでしょうか。
浜口さん:ひたすら鎮痛剤で痛みを抑えるという、対症療法でした。私の場合、季節の変わり目に強く症状が出てしまい、夜中になると高熱が出て、歩けなくなるほどの激痛に襲われたので、当時は入退院を繰り返していました。幼稚園の年少、年中と小学1年生のころがもっとも症状が重く、長期間入院することもありました。 ── 闘病中、大変だったことやつらかったことを教えてください。 浜口さん:特につらかったのが、「体のこわばり」です。朝には熱が下がるのですが、体がこわばって関節が固まってしまっているため、指一本から少しずつ体を動かしていかなければいけません。これが激痛で…。病院でのリハビリも、曲がってしまった関節を伸ばしいくというもので、痛みとの戦いでした。