【最新版】2024年下半期に見たいおすすめ展覧会26選(全国編)
【京都/6~8月】「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」(京都国立近代美術館)
工業素材を用いた家具やインテリアで知られ、1960年代以降、デザイン界で高い評価を受けてきたインテリアデザイナー・倉俣史朗。およそ20年ぶりとなる回顧展が京都に巡回する。出展作品には、初期から晩年までの作品に加えて、その制作の過程を示す夢日記やスケッチも紹介される。 会場:京都国立近代美術館 会期:6月11日~8月18日
【広島/6~9月】「遠距離現在 Universal / Remote」(広島市現代美術館)
新型コロナウイルスのパンデミックを経た現代世界における、グローバル資本主義やデジタル化社会といったテーマの再解釈を試みる現代美術のグループ展が広島に巡回。出展作家は井田大介、徐冰(シュ・ビン)、トレヴァー・パグレン、ジョルジ・ガゴ・ガゴシツェ+ヒト・シュタイエル+ミロス・トラキロヴィチ、地主麻衣子など。 会場:広島市現代美術館 会期:6月29日~9月1日
【大阪/6~10月】「梅津庸一 クリスタルパレス」(国立国際美術館)
ワタリウム美術館の「エキシビション メーカー」(~8月4日)で展覧会構成も行う美術家・梅津庸一。彼の過去最大規模の個展が国立国際美術館で開催中。「この国で美術家として生きることはいかにして可能なのか」という問いかけを起点に、「人がものをつくる」という行為の可能性について根本から再考する。 会場:国立国際美術館 会期:6月4日~10月6日
【石川/6~10月】「ラインズ―意識を流れに合わせる」(金沢21世紀美術館)
能登半島地震の影響による長期休館からの再開を飾る本展は、同館の収蔵作品を紹介するコレクション展。芸術作品における基礎的な要素である「線―ライン」を動的なジェスチャーや異なる空間や概念をつなぐ存在としてとらえ、多面的で発展的な世界のつながりを作品を通じて示す機会となる。また、本展では2023年4月に新たにコレクションとして加わった、マーク・マンダース《4つの黄色い縦のコンポジション》をはじめ、横山奈美、エル・アナツイ、ティファニー・チュン、サム・フォールズ、大巻伸嗣、ジュディ・ワトソンらの作品が展示される予定だ。 会場:金沢21世紀美術館 会期:6月22日~10月14日
【沖縄/7~9月】「ナンセンスマシーン展」(沖縄県立博物館・美術館)
顔のついた音符がまるで歌っているかのように音を出す電子楽器「オタマトーン」を開発した明和電機の展覧会が開催。明和電機のこれまでの足跡を貴重な資料ととともに辿る機会となる。会期中は明和電機社長の土佐信道が作品を解説するギャラリートーク「製品説明会」も行われる予定だ。 会場:沖縄県立博物館・美術館 会期:7月13日~9月16日