【高校サッカー選手権】浜松開誠館、全国を逃す「選手たちは一生懸命取り組んだ」
第103回全国高校サッカー選手権静岡予選の決勝トーナメント決勝が11月16日にエコパスタジアムで開催され、浜松開誠館は0-2で静岡学園に敗れ全国切符を逃した。 【フォトギャラリー】静岡学園vs浜松開誠館 前半、浜松開誠館は静岡学園の高い個人技に対し、前線・中盤・最終ラインで組織的かつ強度の高い守備を披露し、カウンターやセットプレーで得点の機会をうかがった。しかし21分、クリアミスを静岡学園のFW乾皓洋に突かれ、先制点を許す苦しい展開に。それでもハーフタイムに浜松開誠館を率いる青嶋文明監督が「相手の最終ラインにさらに高い位置でプレッシャーをかけよう」とイレブンを鼓舞。浜松開誠館は後半も果敢にゴールを目指す。 浜松開誠館は73分にはFW高橋成が相手からボールを奪い、左足で鋭いシュートを放つも、得点には至らず。後半アディショナルタイム、浜松開誠館はDFも点を取りに上がった中で攻撃に出た隙を突かれ、MF天野太陽にセンターサークルから約50mの左足ロングシュートを決められ、万事休す。 試合後、青嶋監督は「選手たちは一生懸命取り組んだ。ミスやエラーはサッカーには付き物だが、こうした経験を糧に成長していくことが大事」と語り、「この大会で感じたことを次に活かし、3年生は大学でも、下級生は来年以降の舞台でさらに飛躍してほしい」と期待を込めた。 (文=古部亮 写真=西山和広)