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「 常に ユーザーと 共に ありたい 」ヘルメット業界の概念を打ち破る「 高品質・低価格 」を 実現するヘルメットメーカー「 godblinc（ゴッドブリンク）」　【#2】

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ワールドジェットスポーツマガジン

安全なのは当たり前。それに加えて、いかにバイクに乗りたい人を増やすか

ゴッドブリンクの本社は、まるでショールームのようだ。サポートライダーも頻繁に顔を出すという。この日、水上バイク の スキークラス 全日本チャンピオンホルダー・佐々木 宏樹選手 が 来ていた。

――　「 格好いい 」は、物作りにおいて すごく大事な要素ですからね。 泉地　メチャクチャ大事です。 ヘルメットは保安部品なんで、安全はもちろんなんです。でも、オートバイ業界にいる人が 一番考えなきゃいけないのは「 バイクに 乗りたい 」っていう人を、どれだけ増やすかだと思っています。 もちろん、バイクは 怖い乗り物とか、転んだら死んじゃうとか、転んだらケガをするといったところからは守らなきゃいけない。作っていく以上、責任として頑張らないといけない部分です。 でも、「 格好いい 」とか「 気持ちいい 」「 楽しい 」とか、まずはバイクに乗りたいと思ってもらわないといけない。“すごい怖い乗り物”って思ったら、みんな身構えちゃいます。 ――　確かに、「 安全 」ばかり言われたら、乗りたくなくなります。 泉地　安全に乗らなきゃいけないのは当然のこと。法律を守る、騒音を抑える、それも当然です。メーカーさんは、そういった安全基準をクリアしている。 安全性をクリアして、やっぱり「 格好よく 」とか、「 オシャレに乗りたい 」っていうのがあると思うんですよ。

ユーザーの声を よく聞き、「 ユーザーの ニーズに合った 」ヘルメットを作っていきたい

水上バイクのレーサーにも、ゴッドブリンクの愛用者は多い。ランナバウクラスの世界チャンピオン・砂盃 肇選手もその一人。

――　現在の ゴッドブリンク の ヘルメットは、需要と供給でいえば、供給が足りていない状況ですよね？ 泉地　おかげさまで、ニーズはいただけています。 バイク の ジャンルは いっぱいあるので、ジャンルに必要なもので 一番最適なものは 出したいな。自分の信じるデザインっていうか、「 これが 絶対に格好いい 」っていうのは 出していきたいですね。 ――　構想中のヘルメットは、どれくらいあるのですか？ 泉地　いっぱいあります。開発計画的に、12、3個くらい 作らなきゃいけないのがある。 OEMも入れたら、もっとあるかな。 ――　それだけ忙しくて、さらにヘルメットに対するこだわりが ものすごくあります。その状況でも、泉地さんは 人の話をよく聞きますよね。 泉地　メチャクチャ聞きます。確認はしますよね。 ヘルメットを選ぶのはお客さんです。僕たちのヘルメットを買ったら絶対に安全だよとか、絶対にいいんだよっていうのは、結局、選んでくれるお客さんがいない限りは成立しません。 美味しいラーメンを作っても、美味しいと言ってくれる人がいなかったら、自己満足じゃないですか。 ――　イベント会場では、いつブースに行っても、泉地さんは たくさんの方とお話をされていました。そういったユーザーの声を丹念に拾っているのですね。 泉地　選んでくれる人がいる、選ばれるものになるっていうのは、ひとつだと思っています。 だけどそのなかに、“作っている側の こだわり”っていうのを ちゃんと説明できて、「なるほどね」「だからか」と 言って買ってくれる方と、僕らは一緒に作っている感じです。

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