年末年始は“空き巣”に注意 旅行先をSNSでアップ 犯罪者に見られている可能性も
住宅を狙った犯行が相次ぐ
メ~テレ(名古屋テレビ)
まもなく年末年始、旅行や帰省などで家を空ける方も多いと思います。愛知県は、空き巣の被害が全国で2番目に多いんです。空き巣の「予兆」と対策とは? 名古屋市千種区の、とある住宅では、黒い車から降りた人物が、雨が降っていないにも関わらず傘を差し、顔を隠すようにしてインターホンを押しています。 その後一旦、車に戻ると、手にバールのようなものを持って玄関に向かいました。 カメラの向きを変えた後に住宅に侵入すると、在宅していた女性が大声で叫んだため、この人物は逃げていったということです。 住宅を狙った犯行。家の中で鉢合わせていたら、命に危険が及んでいたかもしれません。
被害額は約29億3000万円
愛知県警の最新の統計では、今年の住宅を狙った侵入盗は全国ワースト2位の1145件。 また、被害額は約29億3000万円にのぼります。 5つのエリア別の発生状況は、名古屋で28.6%、西尾張で24.7%、西三河で22.1%となっています。 名古屋を中心に、県内の広い範囲で発生しています。 とどまることを知らない侵入盗の現状について、街の人は―― 「(ワースト2位というのは)ちょっとびっくりしました。東京とかの話かと思っていた。そんなにワーストが高い順位だと全然知らなかった」(30代) 「門の外に不審な車がいたり不審者がいたりしたら、近所にも『こういう人いたよ』と声をかける。不審者については、特に年末なので気を付けている」(70代)
「泥棒にあうとは夢にも思わなかった」
「この扉を破って、土足で上がって2階に上がったようです。そのまま一気に一部屋を狙っていった」(被害にあった男性) 去年5月、空き巣の被害にあった男性は、部屋に置いてあったブランド品のバッグや金庫の中の現金約800万円を盗まれました。 「まさか泥棒にあうとは夢にも思わなかった。しまっておいて、何かに使おうと思っていたら、すべてとられてしまった。びっくりして、うわーやられたと思った」(被害にあった男性)