東京発アメカジブランド「SUNNY SPORTS(サニースポーツ)」20年の歴史と進化
「リラックスして着られるセットアップを作っていまして、ルーズフィットで、ラグランスリーブのノッチカラーのジャケットとバギーパンツになるのですが、かしこまったものではなく、丸洗いもできるイージーケアのアイテムになっています。
一見キレイ目なアイテムですが、このジャケットはアメリカの製薬会社などで着られているノッチカラーのワークジャケットがデザインソースになっていて、発想の角度を少し変えたアメリカンワークウエア的な要素が入っています」
ブランドがはじまって5年後の2009年には東京都渋谷区恵比寿に旗艦店となるC.E.L STOREがオープンする。そこではSUNNY SPORTSをはじめ、北原さんが手がけるいくつかのブランドや、セレクトされたインポートブランドを取り扱っている。さらに現在は東京都世田谷区にC.E.L.STORE駒沢店、群馬県高崎市にC.E.L.STORE高崎店を出店し実店舗は3店舗で展開している。 アメカジやアメリカンビンテージが好きではじまったSUNNY SPORTSは本場アメリカでも認められ、時代とともに進化してきた20年だったことがわかった。今後もSUNNY SPORTSというブランドに注目していきたい。 [1]フリーダムスリーブ: 1940年代から1950年代に作られていた仕様で、当時主流だったセットインスリーブからラグランスリーブへ仕様変更される過渡期の短い期間で生産されていたという。ラグランスリーブの脇の部分の切り替えしが袖まで伸びたようなディテールが特徴。