【巻き肩さんはこれやって】すきま時間に座ったままできる「肩の位置が戻るチェアヨガ」
座ったままの姿勢が続く方、今この記事を読んでくださっている方、姿勢はどうでしょうか?そう言われると姿勢はピンと伸びてきますが、ついつい肩が内側に入って、背中も丸く、どんより姿勢になっていること、多いですよね。肩が内側に入ることで、首や肩、背中のコリを誘発してしまうことはもちろん、気持ちまでもコントロールされていることをご存じですか?今日は巻き肩さんにおすすめの、簡単チェアヨガをご紹介していきます。 *写真で詳しいやり方を見る→すきま時間に座ったままできる「肩の位置が戻るチェアヨガ」 ■頭の位置によって呼吸が変わる⁉ ヨガでは、タダーサナ(山のポーズ)といって一見『ただ立っているだけ』に見えるポーズがあります。 しかし、このタダーサナは足裏の意識、下半身のバランス、骨盤の向き、背骨の方向、上半身のバランス、そして頭の位置と、順に身体を快適な姿勢に導いてくれる、とても効果的なポーズです。最後に意識していく頭の位置ですが、頭が背骨より前にガクっと落ちてしまっている場合、つまりストレートネックと呼ばれる状態は、鼻呼吸より口呼吸の方がしやすくなってしまいます。反対に、背骨の真上に頭があることで、鼻から身体までの呼吸の通り道がスムーズとなり、鼻呼吸が深まりやすくなります。 ■巻き肩は自律神経も乱れやすくなる!? 座った姿勢でも同じことが言えます。足裏を着け、背筋の真上に頭があることが、肩や首、背中のコリを解消するだけでなく、呼吸を楽にしてくれるのです。呼吸は私達が唯一自分で操ることが出来る自律神経。自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つで成り立っており、内側や外側の環境や刺激に対して、自動的に反応する神経です。私達自身の意志とは関係なく、血液循環や体温調節、消化や排泄などの機能を無意識のうちに調節してくれています。自律神経が乱れると身体の不調に繋がります。不調が続けば、段々と活力がなくなり、心までも元気を無くしてしまうことも。 ■着替えずに座ったまま出来る!簡単チェアヨガ 靴は履いたままでも、脱いでいてもOK。転倒防止のため、足裏が安定して着地していることを確認してください。 1、椅子に安定した状態で座りましょう 2、息を吸いながら、肩を出来る限り上に持ちあげます 3、口から吐きながら肩や腕の力を抜いて、耳と肩の距離を更に広げるように、腕を下にさげます 4、3・4を3回繰り返しましょう 5、まだ余裕があったら、右手の甲を左膝の外側に当てます。左手で椅子の背もたれに手を置いていきましょう 6、息を吸って背骨から頭頂までの呼吸の通り道を感じます 7、吐きながら、身体を左にツイストしてきましょう 8、反対側も同様に行います ライター/岩崎奈緒子(ヨガ講師)
岩﨑奈緒子