コロナ禍でも好調な業種がある? 世界経済で進む「二極化」
サービス業が好転すれば……
こうした中、日本でも半導体関連の生産が好調です。電子部品・部材(IC、コンデンサ、電子回路基板、水晶振動子、シリコンウエハー、フォトレジストなど)や半導体製造装置の生産が上向き、それに付随して工作機械や産業用ロボットなども受注額が増加傾向にあります。その他、米国や中国や韓国にもIT関連財の強さを示すデータは数多くあります。 以上、見てきたように製造業は世界的に好況とも言える状況にあります。対面型業種を中心にサービス業の苦戦は続いていますが、コロナ感染状況が好転しサービス業が息を吹き返せば、思いのほか景気が勢いよく回復する可能性があるといえるでしょう。
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