【2024年下半期】新NISAでやるべき5つのこと。為替変動&株価暴落時の対策を予習
リーマンショックの影響
2008年のリーマンショックは、アメリカの大手投資銀行であるリーマン・ブラザーズが破綻したことをきっかけに、発生した金融危機です。 世界中で景気後退が加速し、企業の投資が減少。また、失業率が上昇するといった、経済活動全般に大きな影響を与えました。 リーマンショック後の完全失業率は、厚生労働省「第2節 雇用、失業等の動向」によると2009年7月に5.5%まで悪化しました。 その後、2014年12月には3.4%にまで改善しています。なお、2024年6月に公表された2024年5月の完全失業率は、2.6%です。 株式市場に対しては、2012年ごろまでは日経平均は下落が続きました。 リーマンショック前は、1万2000円台だった日経平均は、2008年10月28日には6994円90銭まで下落しました。 その後、2013年以降には1万4000円台まで回復しています。
バブル崩壊時、新NISAはどうすべきか
もしこれからバブル崩壊のような大きなイベントが起こって大きく資産が減った場合、どうすればよいでしょうか。 これまでも述べてきた通り、世界経済は長期的に成長し続けています。 元本割れを見て売却してしまうよりも、余裕資金があるなら一定額を投資し続けることが大切です。 元本割れリスクに不安を感じる人は少額でコツコツと投資するとよいでしょう。 新NISAのつみたて投資枠では、月額1000円程度からはじめられる証券会社もあります。 投資に慣れてきたら、毎月の積立額を増額するなどして自分の無理のない範囲で投資を続けましょう。 また、暴落が予測される時期やそのサインを見逃さないためには、市場の動向や経済情勢に注意することが重要です。 たとえば、GDP成長率や失業率などの経済指数や、企業の業績、金利動向といった市場の健全性を追跡しましょう。 また、経済や投資に精通した専門家やアナリストの見解や予測も役立ちます。
新NISAは早くはじめて長期間保有することがポイント
株式市場の将来を予測するのは難しいことですが、円安時に積立投資をはじめることは、長期的な資産形成を目指す戦略といえます。 投資目的やリスク許容度を考慮し、ポートフォリオの多様化や専門家のアドバイスを活用することも必要でしょう。 市場の暴落に対して感情的にならず、計画的な投資を継続することが重要です。