【2024年下半期】新NISAでやるべき5つのこと。為替変動&株価暴落時の対策を予習
株価暴落時、新NISAはどうしたらいい?
ここでは、株価暴落時の対応策について解説します。 ●(3)冷静な対応を心がける 株式市場が暴落して保有している投資信託が元本割れを起こした際、慌てて損切りしてしまう方もいます。 相場は長期的な目線で考えることが大切です。感情に振り回されず、ポートフォリオを見直すなどして冷静に判断しましょう。 NISAのリスクに関しては、金融庁の資料などでも確認できます。 ●(4)ドルコスト平均法を活用する 株価暴落時は、毎月定額を投資する「ドルコスト平均法」を活用できるチャンスです。 この方法では、市場の価格変動に応じて、価格が高いときには少ない数量を、価格が低いときには多い数量を購入することができます。 これにより、投資の平均購入単価が安定し、リスクを分散させることができます。 また、暴落後の割安株を選ぶことで、将来的なリターンの期待値を高められます。 ●(5)過去データから学ぶ 過去の歴史を振り返ると、経済や社会における重要な出来事が原因で、相場が下落した例があります。 これらの事例を参考にして、今後必要な対策を把握しておきましょう。 今後も同じような周期で下落が起こるとは限りませんが、目まぐるしく変化する社会情勢に対して、投資期間中に株価の急落を経験する可能性も考えられます。 暴落リスクは存在しますが、世界経済は長期的に見ればさまざまな危機を乗り越えて成長してきました。 今後も同様に暴落からの回復が見込めるとはいいきれませんが、危機を乗り越えてきた経験を認識しておく必要があります。 短期的な暴落にとらわれず、落ち着いて投資し続けることを心がけましょう。
ITバブル崩壊でも回復を見せた日本
ITバブル崩壊とは、1999年から2000年にかけてIT関連企業の株価が急上昇し、その後急激に下落したことを指します。 ITバブル時ピークの株価は、2000年4月12日の終値が2万833円。そして、4月17日には前週末比1426円安の暴落となっています。 日経平均も急速に下落し、2000年5月26日には1万5876円、2003年4月に7607円まで下落しました。 2004年後半には大幅に経済成長率が鈍化しましたが、2007年7月には日経平均株価は1万8261円(終値ベース)まで回復しており、日本経済は今日まで成長し続けてきました。