女王角田夏実が不在の負けられない貫禄V 48キロ級でロス五輪代表目指す実力者が「九州決勝」制す【柔道GS東京大会】
◆柔道グランドスラム東京大会(7日、東京体育館) 負けられない重圧をはね返し女子48キロ級の古賀若菜(福岡県久留米市出身)が頂点に立った。佐賀県出身の近藤(東海大)との決勝でも寝技の応酬が「本当に長くてびっくりした」と言う中で冷静さを保ち、ゴールデンスコア方式の延長戦で背負い投げを決めて勝った。 ■「AI画像かと」阿部一二三の驚愕肉体美【写真】 「絶対に勝たないといけない、勝ちたいという気持ちで最後まで戦い抜きました」。過去世界選手権では2度も表彰台の実績がある実力者。五輪代表選考も2度経験しているからこそ感じる重圧から解放されて、表彰台では笑みがはじけた。 同級ではパリ五輪で角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が圧倒的な強さで金メダルを獲得した。「自分が出たかったという気持ちが一番強いけどまだ角田さんには勝っていない状況だった。まだこれからだなと思い見ていた」と振り返る。 その角田が不在の今大会の日本勢は、自身を除く3人が大学生。2028年ロサンゼルス五輪へ譲れない優勝をつかみ「もっと成長できるようにまたこれから頑張る」と前を見据える。4年後の晴れ舞台を目指し突き進む。(山田孝人)
西日本新聞社