戦時中に殺害されたゾウ「きょうだいのように育った」少年が目撃した動物園での悲劇
■DEMOCRACY FOR MYANMAR! 私のフェイスブックのプロフィール写真には、円形に「DEMOCRACY FOR MYANMAR!」と文字が入れられています。ウクライナで戦争が起きても、ガザへの侵攻が起きても、ミャンマーを意識から消す気にはなれないので、ずっとこの写真を載せているのです。 せっかく来てくれたゾウさんには罪はありませんが、動物園は「戦争と平和」を考えられる場所。80年前にも大変なことが起き、そして今も、一見平和のようだけれども、その背後で多くの人が亡くなっている現状があります。 まもなく12月9日、「真珠湾攻撃の日」が来ます。戦争の話をしているのは夏ばかり、と言われますが、折に触れいろいろな話をしたいと思います。来年は敗戦から80年。8歳だった金澤少年は、悲劇をまだ語り継いでいます。 ■◎神戸金史(かんべ・かねぶみ) 1967年生まれ。毎日新聞入社直後に雲仙噴火災害に遭遇。福岡、東京の社会部で勤務した後、2005年にRKBに転職。ニュース報道やドキュメンタリー制作にあたってきた。やまゆり園障害者殺傷事件やヘイトスピーチを題材にしたドキュメンタリー最新作『リリアンの揺りかご』は、各種プラットホームで有料配信中。
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