毎年受けていた県の交付金「申請漏れ」で受けられず 4月着任の担当職員(41)を減給処分 熊本・美里町
熊本県への申請を怠ったため林道建設の交付金を受け取れなかったとして、熊本県美里町が、町の担当職員を減給処分にしました。 【写真を見る】毎年受けていた県の交付金「申請漏れ」で受けられず 4月着任の担当職員(41)を減給処分 熊本・美里町 減給10分の1(2か月)の懲戒処分を受けたのは、森づくり推進課の41歳の男性主査です。 美里町によりますと、町では林道・大窪線の整備で建設費の一部に充てるため、熊本県の交付金「県森林・林業木材産業基盤整備交付金」のうち560万円の交付を見込んでいました。 しかし今年(2024年)8月、県が町に対して交付金の要望の有無を調査した際、今年度分の交付金について男性主査が「要望なし」と報告したため、交付金を受け取れなかったということです。 町は2020年以降、毎年交付を受けていましたが、今年4月に他の部署から異動してきたこの男性主査は「交付金が必要」という認識がなく、上司への相談もしていませんでした。 これを受けて町は、町長を減給10分の1(1か月)、副町長を減給20分の1(1か月)の処分としました。 町は現在、県に追加交付を申請していますが、どの程度の金額が交付されるかは不明で、不足分については町の財源で賄う方針です。
熊本放送