放課後等デイサービスが水増し請求 指定取り消し処分
福岡市は児童やスタッフの数を水増しし、給付金を不正に受け取っていたとして放課後等デイサービスの2施設に対し指定取り消し等の処分を行ったと発表しました。 指定障がい児通所支援事業者の指定取り消し処分となったのは福岡市中央区のNPO法人noieが運営する「放課後デイサービス六本松のいえ」です。 福岡市によりますと不正は今年3月から行われた監査で発覚したもので、去年4月から10カ月、児童3人が施設を利用していないにも関わらず、偽造書類を提出し649万円あまりを受領していたことが判明しました。 偽造書類に使われた名前は退園もしくは体験入園した児童と保護者のものでした。 市は不正に受領した額に40%を加算して請求するとともに指定取り消しの処分とし、利用者をおよそ2カ月の間に別の事業所に引き継ぐよう求めました。 また、同じNPO法人が運営する「放課後等デイサービス高宮のいえ」は半年間、スタッフの数を水増しして市からの給付金402万円あまりを不正に受け取っていました。 加算額を含む給付金の返還を求め3カ月間の新規利用者受け入れ停止の処分としています。
九州朝日放送