「大掃除」のつもりがなぜか「片づけ」で終わってしまう。そんなあなたはもしや…玄関にクローゼット、<モノ>を減らして掃除をラクに進めるコツ
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回のテーマは「大掃除前の片づけ:その1」です。 【写真】ヒールが高い、履き古した、サイズが合わない…という理由で最近著者が手放した靴 * * * * * * * ◆大掃除に向けて片づけをするべき理由 今年も残すところ2カ月を切りました。そろそろ年末の大掃除が気になりはじめる時期。毎年気が重い……という方も多いのではないでしょうか。 そこで、今年はそんな大掃除をよりラクにするために、11月の今のうちにやっておきたい片づけについてお伝えします。 片づけと大掃除に何の関係が? と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、この二つはしっかりと連動しています。 当然ながら、家の中にモノがたくさんあればあるほど、掃除は大変になります。掃除をするにも、まずはモノをどかさなければ、減らさなければ…となると、その負担は一気に倍増。 逆に、もし片づけから始めて余計なものを減らすことができれば、掃除のハードルはグンと下がることに。 さらに言うと、モノを減らしたいのなら<捨てる>のがやはり最優先。 ですので今月と来月の2回にわたり<来るべき大掃除をラクにするための片づけ術>を骨子として、家の場所別に整理しやすい・捨てやすいモノを考えてみたいと思います。
◆玄関を見渡してみて…その1 まずは「家の顔」でもある玄関から。 あらためて玄関を見渡してみて、以下のようなモノが放置されていませんでしょうか? (1)傷んだ靴や汚れたサンダル かかとがすり減っている、ヒールが剥がれている、汚れている…。履いていても気分が上がらない状態になった靴やサンダル。次回の出番はいつになるのでしょうか? であれば、そのまま寝かせておかず、今のうちに処分を検討してみてはいかが。 (2)足に合わないパンプス、ヒール類 おしゃれだけど履くと痛い。だからなかなか履く機会がない。であれば、きっと今後も履かないでしょう。靴類は<3年間、出番がないなら割り切って処分>といった自分なりのルールを課し、それに沿って手放していくのがオススメです。
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